理想のマイホームを実現するためには、しっかりとしたスケジュールを立てて、計画的に準備を進めることが大切です。しかし初めての家づくりでは、「何から始めれば良いのか分からない」という人も多いのではないでしょうか? 今回は“家づくりのスケジュール” についてARUHIマガジン編集部が調べてみました。
まずは理想の住まいをつくるための“計画”を立てよう!
“理想の暮らし”のイメージは人によって異なります。まずはどのような暮らしがしたいのかを家族全員で話し合うことが大切です。また、情報収集もしっかりと行いましょう。
気になる住宅メーカーの資料をインターネットで取り寄せたり、実際にモデルハウスへ見学に行くのも効果的です。実物に触れることで、より具体的な「暮らし方」がイメージできます。特に複数の住宅メーカーのモデルハウスが集まる住宅展示場では、設備やデザインを比較できるのでおすすめです。
“理想の暮らし”のイメージが固まれば、それを実現するために必要な設備や最適な間取りが絞れてくるでしょう。どこまで実現が可能なのか、資金計画も立てなければなりません。
家づくりには、「本体工事費」「付帯工事費」「諸経費」に加えて、土地を買う場合には「土地購入費」も必要になります。新築にかかる総費用を把握し、無理な住宅ローンを組むことがないようにしましょう。
計画をもとに“準備”を進めよう!
計画を立て終わったら、具体的な準備を始めましょう。どのような準備が必要なのかを順番に紹介します。
<1>メーカーを比較・検討
住宅メーカーや工務店、デザイン事務所など、建築依頼先の選択肢はたくさんあります。設備性能やデザイン性、価格などを考慮し、気になる数社に絞り込みましょう。
<2>概算見積り
絞り込んだ建築依頼先候補に希望や予算などを伝え、建築プランと見積りを依頼します。
<3>依頼先の決定
建築依頼先候補の建築プラン・見積りを比較し、依頼先を1社に決定します。金額や提案内容はもちろん、営業担当者の人柄なども考慮して選びましょう。依頼先が決まったら、住宅ローンの事前審査も申し込みます。
<4>本設計・見積り
決定した依頼先と間取りや内装、什器、設備など、細かいプランの打ち合わせを行い、本設計と見積りを依頼します。疑問や不明点があれば、納得するまで検討しましょう。
<5>契約
プランと見積りに納得したら、最終的な契約を結びます。
<6>住宅ローンの申し込み
プランが決まれば、住宅ローンの本申し込みを行います。
ついに“着工”。理想の住まいが完成するまで
準備が終わると、いよいよ工事が始まります。完成後に後悔することがないように、どこで確認が必要なのか、工事の流れを把握しておきましょう。
<7>着工
工事の安全を願い、土地を清める「地鎮祭」や「地縄張り」を行った後、基礎工事に取り掛かります。必要に応じて、地盤改良工事を行う場合もあります。
<8>上棟
無事に棟上げが終われば、その後の工事の安全を祈る「上棟式」を行います。その後、屋根や外壁、床、給排水やガスの配管などの工事が進められます。スケジュール通りに工事が進んでいるか確認しましょう。
<9>竣工
いよいよ工事も終盤。塗装やタイル、家具や建具の工事など、内外部の仕上げを行います。各工程の専門の職人が同時に作業を進めていきます。
<10>施主検査(内覧会)
工事が完了したら、引き渡し前に実際の建物を確認します。図面通りに仕上がっているか、契約内容と異なる点はないかをしっかりと確認し、気になる点があれば質問しましょう。
<11>引き渡し・入居
ついにマイホームの完成です。鍵や保証書を受け取り、新居へと引っ越します。
理想のマイホームを手に入れるためには、時間と労力がかかります。全てを完璧に把握し、思い通りに進めるのは難しいこともあるでしょう。まずはしっかりと“計画”を立て、信頼できる建築依頼先の担当者に相談しながら“準備”をしましょう。分からないことがあれば質問し、後悔しないように家づくりを進めましょう。
(※写真はイメージです)
●関連記事
住宅購入経験者に聞いた、“エリア選びのとき一番重視した条件”とは?
住宅購入経験者に聞いた、ご近所トラブルの“原因”と“対処法”
住宅購入しようか、賃貸に住み続けようか迷っています・・・。