離婚したら結婚指輪はどうする? 6割以上が指輪を売ると回答!

厚生労働省が発表した「人口動態統計の年間推計」によると、平成 30 年には、20 万 7000 組の夫婦が離婚をしています。
離婚する際には、お互いの荷物整理や財産分与など様々なことをする必要があります。その中でも、特に処分に迷うのが結婚指輪ではないでしょうか?

相手との未練を断ち切るためには捨てることが望ましいですが、高価なものであるため買取り店に持っていけば高く売れそうな気もしますよね。
そこで、この記事では株式会社リングオフが行った「離婚後の生活に関するアンケート調査」を基に、離婚後の結婚指輪はどうするべきなのかを紹介していきます。

離婚したら結婚指輪は売ったが57%!

結婚指輪・婚約指輪の高価買取り専門店を運営する株式会社リングオフは、10代~60代のシングルマザー191人と、離婚して子供のいない人136人を対象に「離婚後の生活に関するアンケート調査」を実施しました。

離婚後の結婚指輪・婚約指輪の処分方法についての調査

上記を見ると「離婚後の結婚指輪・婚約指輪の処分方法」については、「捨てた」10%、「売った」57%、「リフォームした」3%、「どうしていいか分からず持っている」10%、「元夫に返した」9%、「どこにあるか忘れた」11%となり、半数以上の方が結婚指輪を売っているようです。

また、株式会社リングオフは同調査を2年前(2014年12月)に実施しており、当時は「捨てた」53%、「売った」21%となっていたため、2年間で捨てるより売る人の方が多くなっていることが分かりました。なお、離婚して子供のいない人を対象にした調査では、「捨てた」7%、「売った」が72%と7割を超える結果となりました。

結婚指輪を売ったお金は生活資金にあてたが65%

「売却して得たお金の使い道」についての調査では、「自分に使った」7%、「子供に使った」22%、「生活費にあてた」65%、「貯金した」6%という結果になり、6割以上が生活費にあてていることが分かりました。
国税庁の「平成27年分民間給与実態統計調査」によると、女性の年間給与の平均は276万円であるため、離婚後の生活を考えて生活費の足しにする人が多いと予想できます。

なお、離婚して子供のいない人を対象にした調査では、「自分に使った」31%、「生活費にあてた」46%、「貯金した」23%となり、5割弱の人が生活費にあてていることが分かりました。
子供がいない場合は、生活費に多少の余裕ができるため自分のために使う人の割合が増える傾向が見て取れました。

まとめ

平成以降、平均給与が伸び悩む昨今においては、お金に対する不安が大きいことが窺えて結婚指輪は捨てずに売るという人が多い傾向が見て取れました。
今回の調査で、結婚指輪や婚約指輪は最後の夫からの資産であると、生活の足しにしている人が多いことが分かりました。

■調査要綱
□名称:離婚後の生活に関するアンケート調査
□実施時期:2016年12月30日
□調査対象:10代〜60代のシングルマザー、10代〜60代の離婚して子供のいない人
□調査方法:インターネット調査
□有効回答数:シングルマザー 191、離婚して子供のいない人 136

ニュース参照元:PR TIMES

(最終更新日:2021.10.25)