20代~50代の意識を調査。親と同居を続ける未婚男女の理由とは?

日本最大級のマンション相場情報サイトを運営するマンションマーケットは、同社の住宅系ニュースサイト「マンションサプリ」で、親や祖父母と同居している20代~50代の未婚男女を対象に意識調査を実施した。

「親または祖父母と同居する一番の理由は何ですか?」という質問では、1位「生活費を節約したいから(男性28.3%、女性32.0%)」、2位「特に理由はない(男性22.2%、女性21.9%)」、3位「家事や炊事をしてもらえるから(男性16.7%、女性14.1%)」となった。

この結果を年代別に見ると、20代では1位の「生活費を節約したい」と答えた割合が最も多かった。学生が含まれていることに加え、他の世代に比べて給料が低いことが背景にあると考えられる。30代も20代とランキングに大差ないが、「家事や炊事をしてもらえるから」の割合が増えており、20台より仕事が忙しくなる人が多いことが伺える。40代の特徴は、女性が挙げる理由の3位に「介護のため」が入ってきたこと。一方、男性の1位「特になし」は30.3%となっている。収入も安定し、必ずしも親や祖父母と同居が必要ではないが、別居する理由もない人が多いようだ。しかし、50代になると今度は男性の1位に「介護のため(44.4%)」の回答が急増。親のための同居を選択する人が増加することが分かった。

「一人暮らしをする予定がある、もしくはしたいと思いますか?」という質問では、将来的な一人暮らしについては、男女ともに年齢が上がるにつれ意欲が下がる傾向にあることが分かった。また同居の理由が「生活費を節約したいから/職場が近いから」と回答した人は、今後について「一人暮らしをする予定がある/予定はないがしたいと思っている」と答えた人が全体の6割を超え、一人暮らしに前向きな意識が高いと言える。一方で、同居の理由が「家事や炊事をしてもらえるから/特にない」と答えた人は、「一人暮らしをする予定もなく、したいとも思わない」と考えている割合が高かった。「一人暮らしができてもしない」という選択に近く、年齢が上がると別居に踏み出す必要性も感じにくくなることから、同居を続ける人も多いのではと思われる。いずれにしても親との同居は永遠に続くものではないので、自立のため、ある程度の準備は必要かも知れない。

■調査概要
□調査実施期間:2016年9月6日~2016年9月13日
□調査対象者:親または祖父母と同居している20代~50代の未婚男女
□調査方法:インターネット調査
□有効回答数:326人

ニュース参照元:@Press
ニュース情報元:マンションサプリ

(最終更新日:2019.10.05)