「子育てママの食事情2016」を東京ガス都市生活研究所が発行

一都三県に居住する人々の暮らしを詳細に把握するため、「食」「住まい」「入浴・睡眠」の3つの分野について生活分野別調査を実施している東京ガス都市生活研究所が、都市生活レポート「子育てママの食事情2016」を発行した。この調査では、子育て中の既婚女性を「子育てママ」とし、そのうち就労時間週30時間以上を「共働きママ」、週30時間未満を「非共働きママ」と定義。「食」に関する実態と意識を「共働きママ」と「非共働きママ」で比較した。

「子育てママ」の時間の使い方については「平日の料理や家事の時間は、共働きママの方が短く、非共働きママとの差は大きい」「平日に自由に使える時間は共働きママ・非共働きママで大差はないが、共働きママは休日に自分の時間を確保している」「増やしたい時間は、共働きママは育児や買い物の時間、非共働きママは一人や趣味の時間」という特徴が分かる結果になった。

「子育てママ」の食・料理実態については、「朝夕は家で食べるのが基本。子どもとは一緒に食べるが、夫とは別の家庭も多い」「共働き、非共働きで料理頻度に差はなく、煮物や揚げ物を作る頻度もほぼ同じ」「週末のまとめ調理は共働きママに多いが、経済面からまとめ買いは共に行っている」「非共働きママは買い物しながら献立を考える人が多く、共働きママは献立をたててから買い物をする人が比較的多い」というポイントが分かった。

「子育てママ」の食・料理認識については、共通の特徴として「料理に義務感を感じている人、家の食事は家庭で作るべきと思っている人が約6割」「料理や後片付けの時短・省手間ニーズが高い」という結果になった。その中で「共働きママ」は、「忙しくて料理に時間がかけられないと感じており、本当はもっと料理に手間をかけたい」「おいしい料理を家族に食べさせてあげたい意識や、自分を表現する意識、食への好奇心が高い」「親子料理を日常的に行っている人が多く、親子料理を楽しいと感じる人も多い」などが上がった。一方で「非共働きママ」の特徴としては、「家での食事が生活の基盤と考える人が8割以上で、食事での家族コミュニケーションも重視」「誕生日などの家族のお祝いは手作り料理で祝い、季節行事の行事食や旬の素材を取り入れる」「献立作りを負担に感じる人が多い」「共働きママより夫の料理への参加を望む人が多い」などの結果が出た。

ニュース参照元:PRTIMES
ニュース情報元:子育てママの食事情2016

(最終更新日:2019.10.05)