名前・性別 | Fさん 男性 |
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年代(購入時) | 30代後半 |
職業・業種 | 弁理士・コンサルタント業 |
雇用形態・年収 | 正社員・600万円 |
家族構成 | 夫婦+子ども3人 |
勤務地・通勤時間 | 滋賀県大津市・30分 |
社会人歴・転職回数 | 13年・3回 |
勤務先の社歴(ローン実行時) | 4年 |
物件所在地 | 滋賀県草津市北大萱町 |
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アクセス | JR琵琶湖線/草津駅 自転車15分 |
物件種別・間取り | 新築注文戸建・5LDK |
購入価格 頭金 |
3,500万円 1,000万円 |
住宅ローン | 全期間固定金利型(【フラット35】S) |
住宅ローン 返済額 返済期間 |
月7万円(ボーナス払いなし) 35年 |
引越し前の所在地 | 滋賀県草津市 |
購入前の家賃・間取り | 12万円 3LDK |
今後の子育てを見据えて、マイホームを考え始めたFさん。より自由に、コストコントロールをしながら家づくりをするため、建築家とともに注文住宅を建てる道を選びました。災害に備えつつ、暮らしやすさにもこだわった家づくりをご紹介します。
お子様の誕生をきっかけにマイホームを検討
結婚を機に、JR草津駅から徒歩3分のマンションへ引っ越し、3年ほど暮らしました。駅から近いので雨が降っても傘なしで帰宅できますし、スーパーなども近く便利。妻の実家も草津市内で気軽に行き来ができますし、住み心地も良かったです。3LDKで68平米と、このエリアとしては若干狭い印象でしたが、夫婦2人で暮らす分には問題ありませんでした。
しかし、長女が生まれ、2人目も欲しいと思っていましたので、手狭になるのは時間の問題だと思い、マイホームの検討を始めました。
コストパフォーマンスを考えて注文住宅を選択
最初は、最寄り駅から徒歩10分以内の中古マンションや戸建てを考えていました。築10年ほどの物件を見ていたのですが、水廻りを中心に傷みが目立つ時期のようで、どの物件もリフォームが必要だと感じました。広さも手狭な物件が多く、トータルコストを考えるとあまり割安感がなかったですね。新築の建売住宅も見ましたが、間取りやデザインの自由が効かず、施工中の品質チェックができない割に価格はあまり安くなかったです。また、マンションは広い住戸を選ぶほど、管理費や修繕積立金が掛かります。「だったら注文住宅を建てようか」となりました。妻は看護師として働いていますので、より実家に近く、子育てを手伝ってもらいやすい立地に家を建てたいと思いました。
当時の家賃は12万円でしたが、会社から家賃補助が5万円ほど出ていました。マイホームを購入するとその補助が出なくなるので、差し引き7万円程度の出費に抑える必要があります。インターネットでシミュレーションを行い、だいたいの予算を設定しました。
女性建築家にプランニングを依頼
鉄骨造の家は、建築費用が嵩む割に熱伝導率が高く、冬は寒いと聞きましたので、在来工法か2×4工法の家を建てたいと思いました。そして、木造なら、ハウスメーカーよりも建築家に依頼しようと考えました。ハウスメーカーでも見積もりをとってみましたが、建築家の提案の方が1,000万円ほど安かったですし、より自分好みの空間にできそうだと思いましたね。
使い勝手のよい家にしたかったので、細やかな配慮をしてもらえそうな女性建築家に限定。施工例の雰囲気が良く、打ち合わせがしやすい立地に事務所を構えている方にお願いしました。
実家が目の前の土地に長期優良住宅を建てる
あとは土地を見つけるだけという状況でしたが、ここで義両親が「草津市内に住むなら、うちの土地に建てたら?」と声をかけてくれたんです。道路を挟んだ向かいが妻の実家という立地で、土地代を節約できれば、家づくりに資金を回せることも魅力でした。
また、安心して暮らせるよう、「長期優良住宅を建てたい」という想いを温めていました。必然的に、住宅ローンは長期優良住宅による金利引き下げ優遇を受けられる【フラット35】Sを利用したいところです。当時は金利優遇幅を拡大していて、期限が迫っているタイミング。迷っている時間はありませんでしたので、早々に決断しました。
【フラット35】Sありきで金融機関を決定
建築費用は、株などの資産運用で貯めたお金と親から資金援助を受けた200万円、合わせて1,000万円を頭金として用意。住宅ローンは【フラット35】Sありきで考えていました。インターネットで金融機関を調べて、金利が安く、実際に借りた人からも評価されているアルヒ株式会社に依頼。審査はスムーズに進みました。現在は、住宅ローン控除の恩恵を目一杯受けたいのでゆっくりと返済していますが、早く完済したい気持ちもありますので、将来的には繰り上げ返済も検討したいと思っています。
間取りも素材も、安全性にもこだわった家づくり
私は元々大阪で暮らしていましたので、阪神淡路大震災を経験しています。備えはしっかりしたいと思い、耐震等級と耐風等級はいずれも最上級を取得。また、琵琶湖が近いので洪水対策も考え、50cmの盛り土も行いました。
間取りは5LDK。子ども部屋を3つ取れるように、部屋数を多めに設計してもらいました。1階にLDKと続き間の和室、そして寝室用の和室を配置。2階には子ども部屋とサロンを設けました。サロンは仕事部屋として使っていますが、将来は分割して、物置+書斎として活用予定です。
床は全て無垢フローリングを敷設し、1階はナラ、2階は杉を選びました。全部同じ樹種ではつまらないと思って変えたのですが、ナラの肌触りが硬すぎず柔らかすぎず絶妙でお気に入り。全部ナラにしても良かったかもしれません。2階は将来、子ども部屋の間仕切り工事をすると思いますので、そのタイミングで床を張り替えてもいいですね。
広い庭を中でも、外でも楽しめる快適な住まい
引っ越して以来、庭いじりの時間が増えました。現在はシンボルツリーを育成中です。実は、既に何度もチャレンジしているのですが、夏場にブロックが熱くなってしまう関係で、根の深い大きな木がやられてしまうようで……(苦笑)、試行錯誤中です。
南側には大きなウッドデッキがあり、パーゴラも設置。子どもたちの遊び場や、雨の日に洗濯物を干すスペースとして活用中です。家の中にいても、半分外のような空間があるといいですね。
妻は当初、家が広くなり「掃除が大変」とぼやいていましたが、ロボット掃除機を導入してからは文句が出なくなりました(笑)。子どもたちがのびのびと暮らせるようになりましたし、実家との行き来もしやすく、快適な毎日です。