名前・性別 | Iさん 男性 |
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年代(購入時) | 30代前半 |
職業・業種 | 調理師・飲食業 |
雇用形態・年収 | 正社員・400~600万円(収入合算時) |
家族構成 | 夫婦+子ども1人 |
勤務地・通勤時間 | 東京都調布市・自動車15分 |
社会人歴・転職回数 | 10年・ |
勤務先の社歴(ローン実行時) | 半年 |
物件所在地 | 神奈川県川崎市多摩区 |
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アクセス | JR南武線 10分 |
物件種別・間取り | 新築建売戸建て・4LDK |
購入価格 頭金 |
3,800万円 380万円 |
住宅ローン | 全期間固定金利型(【フラット35】S) |
住宅ローン 返済額 返済期間 |
月9万5,000円(ボーナス払いなし) 35年 |
引越し前の所在地 | 東京都稲城市 |
購入前の家賃・間取り | 8万円(別途駐車場代1万円) 1LDK |
より良い子育て環境や住み心地を求め、かねてからマイホームが欲しかったというIさんの奥様。どんな時期に、どのくらいの予算でマイホームを購入するのか、ご夫婦で何度も話し合ったそうです。Iさんが下した決断とは? 詳しくお話を伺いました。
<前編>
マイホーム購入を見据え、家賃の安いマンションに引っ越し
前居は、JR南武線/稲田堤駅からも徒歩7~8分の立地。娘が生まれてから2 年ほど暮らしました。2LDKで十分な広さがありましたが、築40年近いため老朽化が進んでいましたね。玄関廻りや浴室の狭さ、トイレの古さ、収納不足などが気になりましたし、日当たりもあまりよくなかったです。また、毎月の家賃に加えて駐車場代も嵩みましたので、将来のマイホーム購入に備えて少し節約をしたいと考えていました。
そこで、契約更新せず安い&狭いけど駅から近い徒歩1分の新築賃貸マンションへ引越し。1年ほどの期間で、マイホームを探しました。
マイホームを購入する適正な時期とは?
稲田堤で暮らしていた頃から、私はマイホームが欲しいと考えていました。しかし、当初は夫が「住宅ローンを組む」ということに乗り気ではなかったんです。購入するとしても「3,000万円より高い物件は考えられない」と言われていましたので、周辺相場と照らし合わせる限り、現実味がありませんでした。2年近く、夫にマイホームの必要性を訴える日々でした。夫がどうしてもマイホームを購入する気持ちになってくれなかった場合は、私1人で中古マンションを購入しようかと思っていたほど(笑)、家賃を払い続けることがもったいないと感じていたんです。
夫は「40代くらいになって、ある程度収入が安定してから買うべきでは?」と考えていました。でも、40代に収入が上がる保障はありませんし、完済時期が遅くなるばかりです。私は「今の収入で買える家を早く購入したほうがいいのでは?」と説得しました。義両親は30代でマイホームを購入していましたので、そんな話も交えながらお願いしました。
「自分たちでも買える」という気持ちの芽生え
なかなか聞く耳を持ってもらえませんでしたが、娘の成長に従って階下への騒音が気になるようになりました。そして転機は、不動産会社へ同行してもらった時に訪れました。その時に気になっていた3,600万円の物件を買うには、どのくらいの金利で、月々いくらの支払いが必要なのか、事前審査をお願いして明確にしたんです。結果として、その物件は私たちが迷っている間に他の方が購入してしまいましたが、3,600万円でも借りることができると分かり住宅ローンに対する漠然とした不安が和らいだようです。購入に前向きになってくれました。
新築戸建てに絞って物件情報を検索する日々
インターネットで、「駅から徒歩10分以内」「3LDK以上」「広めのリビング」「4,000万円以内」といった条件に合う物件を検索。エリアは、夫の実家に近い小田急線「登戸」~「町田」間か、南武線「南多摩」~「宿河原」間で探しました。マンションはこのエリア内に数が少なかったこと、音漏れの問題や、管理費・修繕積立金など毎月の支払いも負担に感じたため、早い段階で戸建てに絞りました。中古物件は幾つか見学しましたが、古びたデザインばかり。リノベーション費用のことを考えても、新築物件の方が安心でお得だと思いました。
角地で日当たり抜群、設備も充実の家を発見
はじめは私が一人で物件を見学していましたが、前居の近くに建売住宅ができた時などは夫と一緒に足を運びました。一緒に合計6~7軒ほど見学したと思います。
購入を決めた物件は、今まで見学した同価格帯の物件と比較をしてスペックが充実しているように感じました。ゆったりとした階段や広めのルーフバルコニー、角地で採光や通風に優れた立地、そして、見学時は冬でしたので、床暖房の暖かさも嬉しかったです。近隣に、200万円ほど安い物件もあったのですが、典型的な狭小の3階建てで窮屈な印象。設備・仕様も明らかに違いを感じました。また、土地面積も少し広かったため、「将来万が一売却しなければならない場合も、高く売れるのでは?」と判断。敢えて高い方の物件を選びました。
【後編を見る】駅近の新築戸建てで、愛犬も家族に加わり、充実の毎日>>
(最終更新日:2019.10.05)