お互い惹かれあって結婚してみたものの、さまざまな理由から離婚してしまったというケースも少なくないのではないでしょうか。また、いざ離婚となると、話し合わなければいけないこともいろいろ出てきて、うまく話がまとまらないと裁判に委ねてしまうケースもあるようです。そこで今回、離婚経験者に「離婚した主な理由」と「離婚の際にどんなことに苦労したか」の2点について、アンケートを取ってみました。
【質問】
1. 離婚経験者にお聞きします。離婚した主な理由は何ですか?
2.その際にどんなことに苦労しましたか?
浮気や性格の不一致という理由が多数!
アンケートの結果、離婚の原因としては浮気や性格の不一致という意見が多く、離婚で大変だったことではお金や子どもに関する事案で苦労していた人が多いようです。
<40代/女性/専業主婦>
「離婚の理由は、夫の浮気です。単身赴任中に赴任先の女性と浮気をしていました。苦労した点は、慰謝料の額です。浮気相手からもお金をとるかどうかなど揉めました」
<50代/男性/自営業(個人事業主)>
「離婚原因は一言でいうと浮気です。離婚で悩んだことは、子どもの親権、今後の養育費等、やっぱりお金のことですね」
<20代/女性/専業主婦>
「離婚した理由は、夫の浮気でした。子どもがいたので親権争いや養育費の問題で苦労しました」
<30代/男性/会社員>
「離婚した理由は、生活をしていく中で、性格のズレを感じたから。大変だったのは、慰謝料など支払いに関する取り決めと、子どものメンタル管理ですね」
<60代/女性/専業主婦>
「性格の不一致と価値観の違いで離婚しました。そのときの苦労は、どちらが出ていくのか揉めたのと、財産分与です」
<50代/女性/契約・派遣社員>
「配偶者の借金が原因で離婚しました。離婚の際大変だったことは、それまで専業主婦だった為、自活できず、まず仕事探しをしなければならなかったこと。結婚の際、こちら側で購入した家電、家財道具などをどういう風にわけるか、住むところを探すなど現実的な面で苦労しました」
<20代/男性/会社員>
「離婚した理由は、価値観の違い、金銭感覚等。他には、子どもが出来た時に、お互いが子どもばかりへとなってしまい、互いに男女として見ることができなくなってしまった為。そのときの苦労は、離婚する時の財産をどう分けるかや、子どもの親権等で揉めました」
<30代/女性/パートアルバイト>
「夫の金銭関係が原因で離婚。結婚前から借金があるのを知らず、婿だった夫は、土地に馴染めず仕事も続かないことが多く職を転々とし、隠れて借金を重ねながらギャンブルを続け、気づいた時は破産宣告をしなければいけない状況で、それを機に離婚となりました。離婚で大変だった事は、お金がなく慰謝料も養育費も貰えなかったこと」
<20代/男性/会社員>
「離婚の原因は金銭面のトラブルが主ですが、性格の不一致などの生活面での問題が多かったです。そのときの苦労としては、一度結婚した相手と別れなければいけないことが精神的にこたえました」
<30代/女性/士業(弁護士・会計士など)>
「離婚した理由は、生活のすれ違いです。旦那の仕事が忙し過ぎて夫婦の時間が全く取れなかった。そのときの苦労は親が反対していたこと。浮気や借金などの理由ではないため、なかなか理解してもらえなかった」
回答を見てみると、離婚した理由として、浮気や性格の不一致で分かれたという意見が多く挙げられました。自分以外の相手と親密な関係になっていることを知ると、相当のショックと怒りを覚えてしまい相手に対して不信感を抱いてしまうのかもしれません。
そのため最後までお互いの関係が修復できずに最終的には離婚へと突き進んでしまうケースもあるようです。性格の不一致に関しては相手と付き合い始めてさほど時間をかけずに結婚しているところに離婚の要因があると言えるかもしれませんね。
一方、離婚する際、子どもやお金のことで苦労しているという意見も見受けられました。子どもがいる状況で離婚をすると、子どもの成長や将来のことを心配して時間をかけて結論を出そうとしている人が多いようです。また慰謝料や財産分与などお金に関しても、じっくり話し合って結論を出すことで、すっきりとした形で離婚したいという思いもあるのでしょう。
離婚を考えたら一度立ち止まってじっくり話し合うことも重要!
アンケート結果を見てみると、離婚の原因として浮気や性格の不一致を挙げている人が多い傾向にあることが分かる結果となりました。相手の不快な行動や態度、しぐさに抵抗を感じる人が多いと言えるようです。
また離婚で大変だったことに関しては、子どもやお金という意見が多数あることも分かる結果になっています。子どもがいる状況で離婚しようとすると子どもの将来を一番に考えて結論を出そうとしていることがうかがえてきます。一方で、慰謝料などお金に関するルールをしっかり決めてから別れたい人もいるようです。
■調査地域:全国
■調査対象:結婚して離婚した人100人
■調査期間:2016年9月12日~27日
■有効回答数:100サンプル