シニア層の婚活意識を調査。事実婚・同棲など、パートナーを求める人が微増

成婚率にこだわる婚活支援サービスを展開するパートナーエージェントは、前年に引き続き、50~69歳の独身男女を対象とした「シニア婚活」に関するアンケートを実施した。2016年に入り、東京23区で高齢者の孤独死が初めて3,000人を超えるなど、未婚のシニアが不安を感じる要因は増えている。今回のアンケートでは、実際に「パートナーが欲しい」と考えているシニアはどのくらいいるのかが調査され、2015年7月の結果と比較されている。

「恋愛・結婚について、どのような願望を持っていますか?」という質問では、50代・60代の男女いずれの年代でも「事実婚・同棲相手が欲しい」という回答が性別・年代を問わず微増していた。

「結婚(入籍)相手が欲しい」「事実婚・同棲相手が欲しい」を選択した回答者がパートナーを求める理由については、「安心・信頼できるパートナーが欲しいから」「人生をより充実させたいから」などが多かった。今年から新たに追加された「孤独死が怖いから」という理由を選択した人は50代男性で26.2%、60代男性で29.0%、50代女性で27.0%、60代女性で21.7%となっており、全体で見ると26.9%が理由として挙げていた。また、前年のグラフと比較すると、「健康面が不安だから」を理由に挙げたシニアが増加していることも分かった。「シニア婚活」という言葉が報じられることも増え、結婚や事実婚、同棲に意欲的なシニアの増加が考えられる。

■調査概要
□調査方法:インターネット調査
□調査対象:50~69歳の未婚男女2,000名
□集計期間:2016年9月6~12日

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(最終更新日:2019.10.05)