あおぞら銀行は、日本の60代を中心とするチャレンジ精神旺盛でアクティブな世代を「Brilliant60s=輝ける60代」と名付け、シニア層への資産運用コンサルティングに注力している。そして、このBrilliant60s世代のコアとなる全国の55~74歳の男女を対象に、2014年から毎年「シニアのリアル調査」を実施している。
国内・海外の旅行についての調査では、一緒に旅行する相手によって金額に変化があることが分かった。「あなたが普段使う平均的な金額は?」という質問で、海外旅行の平均金額が最も高かったのは「子どもや孫との旅」496,300円で、前年よりも23,600円増加していた。一方で、「一人旅」や「夫婦だけの旅」「友人との旅」の金額は、いずれも減少する結果になった。国内旅行費用は、同伴者に限らず軒並み減少していた。
「孫に就いてほしい職業」についての調査では、1位は「公務員」23.2%、2位「医師」20.7%、3位「科学者・研究者・学芸員」14.6%、4位「裁判官・弁護士」9.2%、5位「教員・教授」9.1%となった。孫の就職には安定性と専門性を重視している傾向が見られた。
「へそくり」についての調査では、「へそくり」があるのは男性が39.6%で、女性は46.7%だった。実際の「へそくり」額は、平均が約100万円で、前年より大幅な増加が見られた。一方理想の「へそくり」額は、平均約327万円で実際の金額と差があるが、前年より理想と現実の差は縮まっていた。男女別の「へそくり」額は、男性67万円、女性132万円で、前年と同様に、女性は男性の2倍をキープしていることが分かった。
「配偶者へのプレゼントに使う金額」についての調査では、配偶者へプレゼントする際に使いたい理想額は、平均額15,100円で、男性18,600円、女性11,500円となった。これは男女ともに前年より減少している。また、実際に配偶者のプレゼントに使う金額は、平均6,600円、男性7,100円、女性6,000円となっており、こちらも男女ともわずかに減少した。
【調査目的】
シニアの方々の暮らしぶり・老後の意識・資産運用・旅行や外食・趣味・お子さまやお孫さまについてなど、様々な視点からお金に関連する実態やその意識を調べる。
■調査概要
□調査対象者:全国55~74歳の男女 合計2,074人
□調査内容:インターネット調査
□調査機関:2016年6月10日(金)~2016年6月13日(月)実施
※出典:2015年金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」調べ
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