地震への警戒感は?実際の対策は? 「地震防災に関するアンケート」実施

 

SBI少額短期保険は、9月1日「防災の日」にあわせて「地震防災に関するアンケート調査」を実施した。この調査は2012年より毎年行われている。

「防災の日についてご存知ですか?」という質問で、「9月1日が防災の日であることを知っている」と答えた人は59.3%だった。「防災の日があるのは知っているが、9月1日ということまでは知らなかった」13.3%を加えると、7割を超える人が「防災の日」を知っていることが分かった。

「普段地震や防災に関する知識をどこから得ていますか?(複数回答可)」という質問では、「テレビ」66.6%が一番の情報源であることが分かった。その他、「インターネット」45.3%、「新聞」30.7%の答えが多かった。

「近い将来、現在あなたがお住まいの地域で大地震が発生すると思いますか」という質問では、「発生すると思う」と答えた人が29.0%で、昨年の23.9%から増大しており、地震発生への認識が高まったことが伺える。さらに、地震で住まいに「大きな被害を受けると思う」と答えた人も昨年の17.1%から23.4%へと増加していた。また、家庭で現在行っている地震対策についての調査では、「非常用の食料・水の準備」40.5%が最も多いことが分かった。「避難グッズを用意している」35.3%、「家具の転倒・落下対策をしている」31.4%も高い回答数となっている。地震対策をしている人の割合も昨年に比べると増加傾向にあるが、まだ3割程度の人は未実施だった。ハザードマップについては、約半数の人が確認していることも分かった。

地震で被災した場合の自宅再建についての調査では、地震保険や共済、貯蓄など何かしらの備えをしている人は58.8%で昨年とほぼ同様だった。最も多かったのは地震保険39.3%だが、地震保険の保障額は火災保険の半分が上限であることを知っていた人はその内の約4割だった。さらに、り災証明書の認知度は約7割であることも分かった。この防災の日を機会に、加入中の保険や災害時の制度を充分に確認し、災害に備えることが必要だと思われる。また地震被害にあった場合、家電・家具の購入や避難時の居住費といった自宅再建以外で想定される費用についての調査では、77.8%の人が300万円以上とを想定していることも分かった。

<アンケート概要>
■アンケートタイトル 地震防災に関するアンケート
■リサーチ実施日 2016年8月5日(金)~ 2016年8月7日(日)
■リサーチ実施方法 インターネットリサーチ
■リサーチ対象ターゲット
 性別:男女
 年齢:20代~60代
 職業:指定しない
 住居形態:持ち家(一戸建て・分譲マンション)
■調査地域 全国
■有効回答数 563名
■実施機関 株式会社ジャストシステム

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(最終更新日:2019.10.05)

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