野村不動産アーバンネットは、同社が運営する不動産情報サイト「ノムコム」の会員を対象とした「住宅購入に関する意識調査」を実施した。この調査は、年2回(1月・7月)、不動産の買い時感をはじめとする市況に対する考えなどを調査しているもので、今回で11回目となる。
不動産の買い時感についての質問では、不動産について「買い時だと思う」「どちらかと言えば買い時だと思う」と答えた人は合わせて48.1%(前回比6.8ポイント増)だった。買い時だと思う理由については、「住宅ローンの金利が低水準」と回答した人が84.3%(前回比15.2ポイント増)となった。また、今後の不動産価格についての質問では、「下がると思う」と回答した人は30.7%(前回比6.4ポイント増)で、「上がると思う」の回答24.6%を4年ぶりに上回った。
「住宅購入計画に影響を及ぼしたニュース」についての調査では、「日銀のマイナス金利導入に伴う住宅ローン金利の低下」が50.1%と最も多かった。次いで「大都市圏での不動産価格の上昇」が39.4%、「消費税10%への引き上げの延期」が36.3%、「英国のEU離脱決定に伴う金融市場の混乱」が25.6%となった。
中古住宅購入時のリフォーム(リノベーション含む)の意向についての調査では、「中古住宅購入時にリフォーム(リノベーション)を考えている」と回答した人は75.8%だった。年代別に見ると50代が81.6%と最も多く、次に60代が79.7%だった。リフォーム(リノベーション)をしようと思う理由については、「自分の好みにあったデザインにできる」66.4%が最も多く、次に「新築住宅よりも手頃な価格で購入できる」が59.6%だった。また、こだわりたいポイントについては、「生活しやすい間取り」57.8%が最も多く、「内装のデザイン」「キッチン」「バスルーム」「収納スペース」と続いた。
詳しい調査結果については不動産情報サイト「ノムコム」へ
【http://www.nomu.com/research/201607/】
■調査概要
□調査対象:不動産情報サイト「ノムコム」会員約18万人(2016年6月現在)
□有効回答数:1,310人
□調査方法:インターネット調査