日本最大級のマンション相場情報サイトを運営するマンションマーケットは、同社が運営する住宅系ニュースサイト「マンションサプリ」で「物件選びに関するアンケート調査」を実施した。持ち家と賃貸に分けて物件選びのポイントを比較し、ランキングにまとめることで両者の間に意識の違いがあるのかを検証している。
「物件選びの際、最も重視したポイントは何ですか?」という質問では、持ち家派も賃貸派も1位はともに「最寄り駅からの所要時間」だった。持ち家派の2位は「価格」21.8%で、1位と2位で約半数を占めるほど、この2項目を重視していることが分かった。また、賃貸派にはランクインしていない「面積・広さ」が5位になるなど、持ち家派ならではの「長期的な視点」を物件選びに反映させていることも特徴だ。賃貸派の2位も持ち家派と同様に「価格」17.1%だが、3位には「通勤・通学手段や所要時間」15.5%がランクイン。賃貸派の方が交通の利便性に比重を置いていることが分かった。
「実際に住み始めて気になるポイントは何ですか?」という質問では、持ち家派は第1位「特にない」25.2%、第2位「周辺環境」15.2%、第3位「面積・広さ」13.3%、第4位「最寄り駅からの所要時間」11.3%、第5位「自然環境」5.3%となった。賃貸派の回答は、第1位「特にない」25.1%、第2位「最寄り駅からの所要時間」11.2%、第3位「周辺施設」9.1%、第4位「価格」8.5%、第5位「築年数」7.5%の結果に。持ち家派は住環境を重視している回答が多いが、賃貸派は利便性に加えて物件そのものの質を気にする人が多いことも分かった。
■調査概要
□表題:「物件選び」に関する実態調査
□調査実施時期:2016年7月10日〜2016年7月13日
□調査対象者:既婚の男女
□有効回答数:338名
□調査方法:インターネット調査
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