マンションリサーチが運営している部長に特化したメディア「ブチョモーラ」の中で、“部長”が他人に聞きたくても聞けない不動産相続事情に関する調査が実施された。
部長自身が相続を受けた不動産の状況についてのアンケートでは、「相続を受けた不動産をどうしましたか」という質問に対して40%が「自分で住んでいる」と回答した。一方、「放置している」という回答は18%で、社会的に問題になっている空き家の要因の一部が相続された不動産であることが伺える。また、「貸している」15%の結果から、不労所得として相続を受けた物件を活用している動きも一部で見られた。
部長自身が家族に相続する際の準備についてのアンケートでは、「ご自身の遺言書は準備されていますか」という質問に対し「ある」と答えた人は11.1%で、部長の10人に1人は遺言書を準備しているという結果に。また「準備はないが、予定はある」と答えた部長は21.4%で、すでに準備を終えている部長と合わせると約3割はしっかり用意ができていることが分かった。
相続に関する第三者への相談についての調査で「相続について第三者に相続をしたことはありますか」と聞いたところ、最も多いのは「相談していない」の48%だった。相談した部長の中では、税理士への相談が11%、弁護士と司法書士がそれぞれ10.3%と相続相談については、士業への信頼が厚いことが分かった。
調査結果から、遺言作成や相談などの行動を開始している部長はごく一部であることが分かった。あらかじめ相続する不動産の価値を知っておくと、具体的な行動を起こしやすいので、マンション・土地・戸建て相場が分かるウェブサイト(※1)などを利用すると便利かも知れない。
※1 Smoolaスモーラ【https://smoola.jp】
詳しくは「ブチョモーラ」へ【https://smoola.jp/buchou/】
■調査概要
□調査方法:ジャストシステム提供サービス「Fastask」
□調査期間:2016年6月7日~6月13日
□調査地域:全国
□調査対象:40歳以上男性/部長職に就いている/相続を受けた経験がある
□有効回答数:126
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