【体験談】不動産業の夫が即決した資産価値重視の中古マンション(前編)駅徒歩5分以内は譲れない条件

■プロフィール
名前・性別 Kさん 男性
年代(購入時) 30代前半
職業・業種 不動産賃貸業・営業職
雇用形態・年収 正社員・400~600万
家族構成 夫婦
勤務地・通勤時間 東京都千代田区・30分
社会人歴・転職回数 9年・2回
勤務先の社歴(ローン実行時) 半年
■購入物件情報
物件所在地 東京都荒川区
アクセス 東京メトロ日比谷線・JR常磐線・つくばエクスプレス/南千住駅 3分
物件種別・間取り 中古マンション・1SLDK
購入価格
頭金
2,680万円
450万円
住宅ローン 全期間固定金利型(【フラット35】S)
住宅ローン 返済額
返済期間
月7万106円(5年間優遇)、月7万3,107円(優遇終了後)(ボーナス払いなし)
35年
引越し前の所在地 東京都江戸川区
購入前の家賃・間取り 11万円 1LDK

転職がターニングポイントとなってマイホームを考え始めたKさんは、職場で培った知識や経験をフルに活用。“賢い家選び”を実現したKさんのストーリーを伺いました。

<前編>

転職を機に求める住環境が変化

妻とは結婚前から同棲していたのですが、台東区入谷の物件を経て、都営新宿線 篠崎駅から徒歩4分のマンションでしばらく暮らしていました。閑静な住宅街で住居専用地域、自動車もあまり通らない閑静なエリアとあって住み心地は良く、不満はありませんでしたね。

しかし転職を機に、自動車通勤を止めて電車通勤をすることに。通勤時の乗り換えは階段の上り下りが多くて大変で、休日出かけるにも少しおっくうでした。都営新宿線は終電時間が早いこともネックになっていましたね。ただ、駐車場代が1万円程度と安いことはメリットだったのですが、電車通勤になると車を利用する機会が減り、そのメリットもあまり感じなくなってしまいました。

資産価値の高い物件探しを

入谷では月13万円、篠崎では月11万円程度の家賃を払ってきました。「引っ越すなら、マイホームを購入した方が月々の出費を抑えることができるのでは?」と考えたのが購入の動機です。大きな買い物なので、当初は「失敗したらどうしよう」という不安があったのですが、転職先で不動産の賃貸管理を手掛けるようになり、住宅の知識を身に着けたことで不安が消えました。

私の場合、将来子どもが生まれたら、夫婦でちょうど良い広さの物件では手狭になることが予想されます。でも、マンションを買い換えて元の住まいを賃貸に出した場合に、損をしなければ良い訳です。資産価値を考慮しながら、家探しを始めました。

ダイニングテーブルは妻がセレクト。ダイニングチェアは、黒や茶のスエードや革張りの、敢えて異なる4脚を選んだ。キッチンと繋がる収納には、アロマディフューザーを置いたり、木枠の鏡を置いたりと活用しているそう。
ダイニングテーブルは妻がセレクト。ダイニングチェアは、黒や茶のスエードや革張りの、敢えて異なる4脚を選んだ。キッチンと繋がる収納には、アロマディフューザーを置いたり、木枠の鏡を置いたりと活用しているそう。

最寄り駅から5分以内の「駅近」が絶対条件!

物件は、仕事の合間に自分でチェックをしつつ、篠崎駅前の不動産会社にもお願いして探してもらいました。予算は3,000万円程度。戸建ては駅から離れる傾向にあり、価格も高めなので現実的な選択肢だとは思えず、マンションに限定して検討しました。

また、資産価値を考えると「駅近」は外せません。逆に、どんなに癖のある物件でも、駅から近ければ賃貸に出しても借り手が付きやすいことを仕事で体感していました。徒歩5分以下という条件は譲れませんでしたね。また、築30年以下も希望でした。

ソファは最近買い換えたもの。妻がよく行く店にたまたまこのソファがあり、トータル6回くらい座って、座り心地を確認しました。展示品だったものがたまたま売りに出ていたので交渉し、少し安く購入できました。
ソファは最近買い換えたもの。妻がよく行く店にたまたまこのソファがあり、トータル6回くらい座って、座り心地を確認しました。展示品だったものがたまたま売りに出ていたので交渉し、少し安く購入できました。

3度の失敗を乗り越えて

実際に購入した物件も含め、買い付け申し込みをした中古マンションは4軒。妻の意見も取り入れたいと思い、初めの2軒は「一緒に見学をしてから購入を」と考えていたのですが、その分だけ時間がかかってしまい、他の希望者に先を越されてしまったんです。3軒目は、私が1番手だったにもかかわらず、海外の方が現金一括払いを申し出たようで、購入することができませんでした。納得がいかず、かなり悔しかったことを覚えています。

リビングと隣り合う居室は書斎として活用。パソコンで情報収集などをして過ごしているそう。「子どもが生まれましたので、将来は子ども部屋になりそうです(笑)」
リビングと隣り合う居室は書斎として活用。パソコンで情報収集などをして過ごしているそう。「子どもが生まれましたので、将来は子ども部屋になりそうです(笑)」

人気物件はスピード勝負!

購入した物件は、売りに出された直後に見つけ、すぐ内見の申し込みを行い、見学して5分で購入を決めました。良い物件は業者が目をつけているので、スピード勝負です。3路線利用可能な南千住駅まで3分の好立地に加え、台東区の地元から間近な立地でエリア特性を把握していたこと、職場がある霞が関駅まで日比谷線で1本というアクセス環境から、迷いはありませんでした。住宅ローン控除の要件である50平米に満たず少し狭いことだけが残念でしたが、十分好条件です。今、購入したマンションを売却したとしても、購入時よりも高い値段で売ることができますので、良い買い物だったと思います。

【後編はこちら】手数料を節約するための工夫>>

(最終更新日:2020.10.16)
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