住宅購入者100人に聞いた! マイホームは予算内に収まった?~物件種類ごとに見る~ 

夢のマイホームを手に入れたいと思っても、いざ探してみると「新築にしようか、中古にしようか」「マンションにしようか、戸建てにしようか」と、物件の種類で悩む人も多いのではないでしょうか。それぞれの物件に特徴があり、物件の種類によって、価格にも違いが生じます。そこで、今回はマイホームを購入した方にどういう物件の種類を購入したのかをアンケート。物件種類によって予算にも違いがあるようです。

【質問】

あなたが購入した物件の種類を教えてください。

【回答数】

新築マンション:28
新築戸建(建売):17
新築戸建(注文住宅※土地+建物):24
新築戸建(注文住宅※建物のみ):6
中古マンション(そのまま入居):6
中古マンション+リフォームorリノベーション:8
中古戸建(そのまま入居):8
中古戸建+リフォームorリノベーション:3

 

人気は新築マンション!  でも・・予算オーバーに注意!

アンケートの結果、「新築マンション」が一番多い結果となりました。

新築マンション

・【想定予算】:3,500万円。【予算と購入金額を比較した所感】:購入価格は4,200万円。意外とマンションは高い。(40代/男性/公務員)
・【想定予算】:2,500万円。【予算と購入金額を比較した所感】:購入価格は3,080万円。予算と実際の購入金額に大きく差がでてしまった。返済できると思うが、現状繰上返済で早く返せていないのでしんどいと思う。(30代/男性/会社員)
・【想定予算】:5,000万円。【予算と購入金額を比較した所感】:想定予算よりいろいろあって多くなってしまった。いざ購入となると良いものにしたくなってしまう。(40代/男性/会社員)
・【想定予算】:2,200万円。【予算と購入金額を比較した所感】:最終的に想定予算から200万円強程度高い価格になった。物件は想定予算に近い金額でしたが、オプション(壁のコーティングなど)が当初予定していなかったのでその分予算オーバーしてしまった。(40代/男性/会社員)
・【想定予算】:4,000万円。【予算と購入金額を比較した所感】:購入金額は300万円ほど上回ったが、リセールを考慮すると現実的な運びとなった。(40代/女性/自営業(個人事業主))
・【想定予算】:3,000万円。【予算と購入金額を比較した所感】:購入価格3,000万円+諸費用200万。なにも知らなかったので、手数料がこんなにかかるとは知らなかった。(30代/女性/会社員)
・【想定予算】:3,000万円。【予算と購入金額を比較した所感】:実際の購入金額も同程度で抑えた。オプションをいろいろつけたくなりましたが我慢した。(40代/男性/会社員)
・【想定予算】:3,000万円。【予算と購入金額を比較した所感】:妥当である。ぎりぎり予算内におさまっており、また部屋への希望などは妥協せずにすんでいるから(30代/女性/契約・派遣社員)

新築マンションの購入予算は3,000万円付近の人が多いものの、実際の購入は予算よりも高くなる傾向がうかがえます。その理由としてオプションが原因とも言えそうで、少しでも良くしたいという思いが起こるのでしょう。逆にオプションなど付けず我慢する方法だと、予算内に収められる可能性がでてくるようです。また予算の段階で、部屋への希望込みで立てると良いのかもしれませんね。

新築戸建てが人気!  予算を抑える秘密は土地?

アンケートの結果、「新築戸建(注文住宅※土地+建物)」に次いで「新築戸建(建売)」、「中古マンション+リフォームorリノベーション」と「中古戸建(そのまま入居)」が同数で、次が「新築戸建(注文住宅※建物のみ)」と「中古マンション(そのまま入居)」が同数、少数が「中古戸建+リフォームorリノベーション」という順でした。

新築戸建(注文住宅※土地+建物)

・【想定予算】:4,000万円。【予算と購入金額を比較した所感】:実際には3,800万円だった。予算内に収めるために衛生器具のグレードを落としたり、少し安い土地を選択したりした。十分満足している。(40代/女性/会社員)
・【想定予算】:3,500万。【予算と購入金額を比較した所感】:購入した金額は3,100万円だったので予算より安かったのは良かったが、もう少し外装など凝ったデザインにすればよかったと思っている。(20代/女性/会社役員)
・【想定予算】:3,000万円。【予算と購入金額を比較した所感】:郊外の土地を購入したことで土地代が想定より安価になり、建物に費やす費用を多くする事が出来た。注文住宅で、建物にも、ある程度こだわることが出来たが、想定金額より安価だったので、土地の選定は重要だと感じた。(30代/男性/公務員)

新築戸建(建売)

・【想定予算】:2,500万円。【予算と購入金額を比較した所感】:予算を考えるときは、お金のことばかり考えていましたが、物件を見るようになったら、少しでも住みやすく、設備も充実させたいという思いが先行し、結局予算を大きく超えてしまった。(40代/男性/会社員)
・【想定予算】:3,000万円。【予算と購入金額を比較した所感】:想定より高い物件の購入になった。条件面を考慮するとやむを得ないかなと思っている。(40代/男性/会社員)
・【想定予算】:3,000万円以内。【予算と購入金額を比較した所感】:欲が出て良い物件を探していたところ、3,980万円なった。(40代/女性/会社員)

中古マンション+リフォームorリノベーション

・【想定予算】:1,000万円。【予算と購入金額を比較した所感】:1,580万円で購入。実際に見学して良い物件が見つかったので、高いものを購入した。(30代/男性/会社員)
・【想定予算】:2,500万円。【予算と購入金額を比較した所感】:新築でコンパクトな物件を探していたが、リノベ物件で広くかつ安く購入出来たため満足。(40代/女性/会社員)

中古戸建(そのまま入居)

・【想定予算】:1,500万円。【予算と購入金額を比較した所感】:購入時は既に水回りのリフォームがなされていて、年数も経っているので、購入の際に500万程節約できて良かった。(30代/女性/会社員)
・【想定予算】:1,800万円。【予算と購入金額を比較した所感】:予算はよくローンを組む際に、年収の5倍までと言われているのでこのくらいかなぁと思っていましたが実際には頭金200万含め2,000万円強となった。月々の支払は賃貸で2LDKプラス駐車場を借りることを考えると安めなので購入を決めた。(40代/男性/会社員)

新築戸建(注文住宅※建物のみ)

・【想定予算】:2,500万円~3,000万円。【予算と購入金額を比較した所感】:実際の購入金額は3,000万円。自分たちの希望をかなり盛り込んでも予算内に収まったので満足している。(30代/男性/会社員)
・【想定予算】:3,000万円。【予算と購入金額を比較した所感】:購入金額は3,250万円。かなり予算オーバーしましたが、納得いく家ができたのでおおむね満足しています。(40代/男性/会社員)

中古マンション(そのまま入居)

・【想定予算】:2,500万円。【予算と購入金額を比較した所感】:購入金額は2,400万円と、予想より、安く購入出来て良かった。(30代/男性/契約派遣社員)
・【想定予算】:500万円。【予算と購入金額を比較した所感】:実際金額は300万円。想定していた金額よりかなり安く少し不安であったが、他の物件とも比較するに、当時のマンションの相場はかなり安くなっており、広く名の知れたマンションで築年数より20年程経過していたことも合わせて考え、概ね妥当と考えた。(40代/男性/公務員)

中古戸建+リフォームorリノベーション

・【想定予算】:4,000万円。【予算と購入金額を比較した所感】:500万円ほどオーバーをした。もっと抑えたかったのですが、リノベーションは求め出すとキリが無く、どんどんと予算が膨張してしまった。(40代/男性/会社員)
・【想定予算】:1,500万円。【予算と購入金額を比較した所感】:事前に情報収集をしていたので、納得の金額。予算から探した物件でしたので。(30代/女性/会社員)

土地と建物がセットの場合、安い土地に妥協することで予算を抑えれるようです。建売の場合は多くの意見で予算内だったように、予算オーバーは避けやすい物件なのかもしれませんね。中古マンションでも、リフォームなどされていると満足は高い傾向です。中古の戸建てでそのままだと、値段は安いのもありますが値段通りの物件ということがうかがえます。

新築は我慢することも??オプションも予算に入れておこう

物件の種類も多いので、アンケート結果もばらつきましたが基本は新築物件が人気のようですね。値段も3,000万円あたりが多く、予算オーバーかは何を妥協するかで違うのかもしれません。
アンケート結果のように、良い物件できれいなほうが人気になるのは頷けますよね。しかし、予算というものがある以上、何かを我慢することも必要と言えます。家の購入を考える時は、オプションも予算にいれて少し我慢できるポイントも考えておくと、良い物件を見つけやすいかもしれませんよ。

アンケート実施概要

■調査地域:全国
■調査対象:【年齢】20歳~49歳の男女(住宅購入経験者)
■調査期間:2016年4月8日~2016年4月22日
■有効回答数:100サンプル

(最終更新日:2019.10.05)