貯蓄目的に合った商品はどう選ぶ? FPが教えるお金の貯め方・後編

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今後の子どもの教育資金や老後のことを考えて貯金を心がけていますが、なかなか思うように貯まりません。お金のプロであるファイナンシャル・プランナーが実際にやっているお金の貯め方を教えてください。(30代後半/女性/事務職)

★ファイナンシャル・プランナー 金子千春さんからのアドバイス

【前編】お金を貯められている人が実践しているSTEPはこちら>>

イベントごとに積立方法が決まれば、目的、準備期間なども踏まえてそれに合った商品で積立ていきます。まず、「使うお金」「貯めるお金」「殖やすお金」と目的ごとにお金の色分けをします。

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そのうえで、目的別に合った商品で積立運用していきます。
例えば、「住宅資金」や「教育資金」は、将来使う金額が決まっており、減ってしまっては困るので、財形貯蓄、定期積立、学資保険など確実に先取り貯蓄ができる商品で運用するのが効果的。会社の福利厚生制度を活用すれば、給与天引きで先取り貯蓄ができるほか、奨励金がついたり、金利の上乗せがあるケースもあるので要チェックですね。
「老後のための積立」についてもやはり先取り貯蓄ができるものがオススメです。長期運用、節税ができる点を活かして、NISAを使った積立投資信託、会社に確定拠出年金がある人は会社の掛金に自分のお金を上乗せでき、所得控除が最大限に活用できるマッチング拠出制度、国民年金の人は付加年金などが適しています。

また、商品だけでなく、“目的別に金融機関の口座を分ける”のも効果的です。「殖やすためのお金」は、商品コストが安いネット証券やネット銀行を活用する、「生活費」についてはATMや振込手数料が安い銀行を活用する、「旅行費用」は旅行積立、「お買い物」はデパートの友の会など、実はうまく活用すれば、無理なくお得に貯められる仕組みがたくさんあります。是非、自分に合った積立の仕組みを考えてみてください。

【前編】「先取り貯蓄」でお金を貯めるための3つのSTEPとは>>

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(最終更新日:2019.10.05)