不動産情報サイト「ノムコム」を運営する野村不動産アーバンネットは、2016年4月1日時点での「住宅地価格動向」「中古マンション価格動向」の調査結果を公表した。平成元年からスタートしたこの調査は、「野村の仲介+( PLUS )各店舗の営業エリアにおいて、調査地点・対象マンションを選択し、通常取引を想定して実勢価格を査定したもの。調査は3ヶ月毎に実施し、首都圏、大阪圏の調査結果をサイト上で公開している。
まずは1-3月期の特徴(四半期ベースの比較)について。首都圏の「住宅地価格」と「中古マンション価格」ともに平均変動率は2013年7月調査以降、連続してプラスという結果になった。詳しく見ると、「住宅地価格」は首都圏エリア平均では0.4%(前回0.5%)の変動率となった。「値上がり」を示した地点は20.3%、「横ばい」78.4%、「値下がり」1.3%で、値上がり地点と横ばい地点が前回より増加、値下がり地点は減少。エリア別の平均変動率は全エリアでプラスを維持した。
一方「中古マンション価格」は、首都圏エリア平均で0.3%(前回0.5%)の変動率となった。「値上がり」を示した地点は20.6%、「横ばい」が76.0%、「値下がり」が3.4%で、横ばい地点が前回より増加、値上がり地点と値下がり地点が減少。エリア別の平均変動率は全エリアでプラスを維持した。
続いて2014年4月から2016年3月の特徴(年間ベースの比較)について。年間ベースの住宅地価格変動率は、「住宅地価格」と「中古マンション価格」ともに平均変動率は2014年1月調査以来、連続してプラスとなった。詳しく見ると、住宅地価格変動率は首都圏エリア平均で1.8%(前回1.8%)。年間比較では「値上がり」を示した地点が48.4%、「横ばい」が45.1%、「値下がり」が6.5%で、前回より横ばい地点が増加、値上がり地点と値下がり地点が減少という結果に。エリア別の平均変動率では、全エリアでプラスを維持した。
一方、中古マンション価格変動率は、首都圏エリア平均で2.4%(前回3.1%)となった。「値上がり」の地点は52.8%、「横ばい」が36.5%、「値下がり」が10.7%となり、前回と比べると値下がり地点が増加、値上がり地点と横ばい地点が減少という結果に。エリア別の平均変動率は全エリアでプラスとなった。
詳しい調査結果についてはこちらへ【http://www.nomu.com/knowledge/chika/】
(最終更新日:2019.10.05)