住宅金融支援機構が、2015年7月~2015年10月に民間住宅ローン(【フラット35】を含む)の借り入れをした人を対象に、調査を実施。利用した住宅ローンの金利タイプや、住宅ローン選びに関するアンケート結果を、前回調査(2015年3月~2015年6月)と比較しながらまとめた。
利用した金利タイプは「変動型」が43.2%と前回の35.8%から増加し、最も多く利用されていることがわかった。一方、「全期間固定型」が29.8%と前回の38.0%より減少、「固定期間選択型」が26.9%と前回の26.3%とほぼ同じで横ばいだった。前回と比べて「変動型」と「全期間固定型」の人気が逆転するという結果となっている。
今後1年間の住宅ローン金利の見通しについて、全体では「ほとんど変わらない」が53.0%と、前回の50.6%から増加。金利タイプ別にみると、「全期間固定型」を選んでいる人は、「現状よりも上昇する」が増加。一方、「変動型」や「固定期間選択型」を選んでいる人は、「ほとんど変わらない」が増加している。とりわけ、「変動型」では61.7%と6割を超える人が「ほとんど変わらない」と答えている。
今の住宅ローンを選んだ決め手は、「金利が低いこと」が64.6%と圧倒的に多く、前回の59.3%より増加。「住宅・販売事業者に勧められたから」が前回の10.2%から16.2%に増加し、2位となった。前回2位だった「繰り上げ返済手数料が安かったこと」(15.9%)は3位へ低下。前回3位だった「将来の返済額をあらかじめ確定しておきたかったから」(11.3%)は、6位まで低下するという結果になった。
本調査結果の詳細資料はこちら。http://www.jhf.go.jp/about/research/loan_user.html
(最終更新日:2019.10.05)