石川県における住宅ローンの特徴は? 相談するならどの金融機関がいい?

石川県は北陸地方の中部に位置する県で、多くの観光地があることで知られています。石川県で住宅を購入する場合、住宅ローンの借入額や毎月返済額はいくらくらいになるのでしょうか。今回は、石川県における住宅ローンの特徴や、住宅ローンを選ぶ際のポイントなどを解説しますので、住宅購入を検討する際の参考にしてください。

住宅地としての石川県の特徴

石川県の住宅地として注目のエリアや、住宅面積や購入価格についての住宅事情を紹介します。

人口の多くは金沢近郊に集中
石川県の人口の多くは、県庁所在地のある金沢市や隣接する市に集中しています。2015年に東京から金沢までの北陸新幹線が開通したことで、首都圏からのアクセスが良くなり、人気の観光地として話題を集めました。また、2024年3月には、北陸新幹線が延伸し、金沢から福井県敦賀まで開通したことにより、ますますアクセスが便利になりました。石川県は、輪島塗、九谷焼、加賀友禅などの伝統工芸が盛んで、景勝地や温泉、伝統行事など、見どころの多い観光スポットが広く分布しているのが特徴です。

石川県で人気のエリア
石川県で住みやすいエリアとして人気の市は、野々市市、白山市、金沢市、かほく市、小松市などです。なかでも野々市市は、金沢市のベッドタウンとして発展し、商業施設や教育機関が充実しているため、高い評価を得ています。また、白山市は金沢市の南西に位置する街で、金沢市へのアクセスの良さと豊かな自然が特徴です。これらのエリアは、金沢市とともに、全国的に見ても住みやすい街として評価されています。

2022年度の住宅面積・購入価格
住宅金融支援機構の調査によると、2022年度に石川県で購入された住宅の面積は平均113.6平方メートルで、全国平均の102.6平方メートルをやや上回っていることがわかります。一方、住宅を建設または購入する際に必要な資金額は平均3,340.9万円で、全国平均の3,924.8万円よりも安い傾向にありました。1人あたりの住宅面積は45.8平方メートルで、全国平均の38.0平方メートルよりも広く、石川県なら平均よりも低予算でゆったりとした生活が実現できる可能性があります。

石川県における住宅ローンの特徴

石川県における住宅ローンの特徴を解説します。全国や北陸との比較も表にまとめたので参考にしてください。

2022年度の住宅ローン平均借入額
住宅金融支援機構の調査によると、石川県における2022年度の【フラット35】による住宅ローン平均借入額は2,818.4万円です。全国平均の3,265.9万円と比べると、借入額が少ないことがわかります。手持金は平均446.6万円、民間金融機関からの借り入れが平均75.9万円となっています。それぞれの家庭の収入や支出、ライフスタイルによって条件は異なるものの、一般的に全国平均と比べて手持金やその他の借入金が少なくて済むため、家計的に余裕を持つことができると考えられそうです。

出典:2022年度集計表:住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)

2022年度の住宅ローンの月の返済額
石川県における2022年度の【フラット35】利用者のデータによると、毎月の住宅ローン返済額は9万5,100円で、総返済負担率は20.5%となっています。これは全国平均の毎月返済額11万1,700円、総返済負担率23.1%と比較しても低い数値です。このことから、石川県では住宅ローンの負担が全国平均よりも軽いことがわかります。石川県で住宅を購入する場合、全国平均よりも経済的な余裕を持って生活できる可能性が高いと言えるでしょう。

※各利用者の総返済負担率(1か月当たり予定返済額を世帯の月収で除した数値)の総和をサンプル数で除したもの

住宅ローンを選ぶ際のポイント

住宅ローンは、現状から将来まで多くの要素を想定して考慮しなければなりません。まずは、石川県で住宅ローンを選ぶときに最初に考えたいポイントについて解説します。

固定金利と変動金利どちらがいいか
住宅ローンを選ぶ際の最初の関門が、金利のタイプでしょう。固定金利と変動金利には、それぞれメリットとデメリットが存在するため、きちんと理解したうえで選ぶことが重要です。固定金利は借入時の金利が完済まで続くため、金利変動の影響を受けず、長期的な資金計画が立てやすいことがメリットです。

その反面、固定金利は変動金利に比べて初期の金利が高めに設定されていることが多く、結果として金利が上昇しない場合には、変動金利よりも経済的負担が大きくなる可能性があるでしょう。

一方、変動金利は、将来的に金利が上昇した場合には返済負担が重くなるリスクが伴います。選択肢の一つとして、固定金利と変動金利を組み合わせた中間的な特徴を持つミックスタイプを選ぶ方法もあります。

石川県内の金融機関で相談する
石川県には、地方銀行や信用金庫、信用組合、農協など、県内に本支店を置く多くの金融機関が存在しています。これらの機関のなかには、県内のあちこちに多くの支店を構える金融機関もあり、窓口で直接相談しながら住宅ローンの最適なプランを決められるのがメリットです。金融機関によっては、変動金利や固定金利だけでなく、3年固定や5年固定といったプランを提供しているところもあります。

メガバンクの支店で相談する
石川県ではメガバンクの支店の数が限られており、大手都市銀行の支店は金沢市内に集中しています。そのため、窓口で直接相談を希望する場合は、金沢市内の店舗に訪れる必要があります。一部のメガバンクの中にはWebを通じた全国対応サービスを展開しているところもあり、わざわざ出向くことなくオンラインで手続きを行うことが可能です。

モーゲージバンクを利用する
地元の金融機関やメガバンク以外にも、モーゲージバンクを選択する方法もあります。モーゲージバンクは一般的な銀行とは異なり、預金業務を行っていない金融機関で、不動産購入のための住宅ローンの提供に特化した業務が中心です。独立行政法人住宅金融支援機構と提携し、購入する物件を担保にすることで、住宅ローンを組むことができる仕組みになっています。

融資資金調達の際に政府系金融機関の住宅金融支援機構が間に入ることにより、万一返済が困難になった場合でも返済資金を確保できるので、自営業者や非正規雇用者など収入が不安定な方でも利用しやすいことが特長です。

例えば、ARUHIは国内最大手の住宅ローン専門金融機関で、金沢市に店舗を構えております。ARUHI フラット35やARUHI スーパーフラットなどの商品を取り扱っています。

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まとめ

石川県の住宅ローンの平均的な借入金額は約2,818万円で、毎月の返済額の平均は9万5,100円です。石川県内には多様な金融機関が存在し、地方銀行や信用金庫、信用組合など地域密着型の金融機関のほか、メガバンクやモーゲージバンクの支店があります。自身の状況に合わせて適切な金融機関に相談することをおすすめします。

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