神奈川県の住宅ローン借入額の平均はどのくらい? 住宅ローンを選ぶポイントも解説

神奈川県は電車やバスなどの公共交通機関が充実していて、通勤や買い物、お出かけの際にも便利でしょう。東京都と隣接していることから、都内に通勤する人のベッドタウンとしても人気です。鎌倉をはじめとるする歴史を感じられる地域や温泉、テーマパークなどもあり、休日にはさまざまな楽しみ方ができるのも魅力です。

神奈川県は持ち家、借家ともに年々住宅満足度が上がっていて、持ち家で神奈川県に住み続けたいと考える人は7割を超えています。便利で人気が高い場所といえるでしょう。

※参考:住生活総合調査結果

神奈川県の住宅の特徴

神奈川県は比較的人口が多い地域で、2,416平方キロメートルの県内に約924万人が生活している状況です。土地面積あたりの人口が多いことから住宅の面積は狭めであり、最低居住面積水準未満世帯は7.8%と、全国平均の6.6%を上回っています。

神奈川県内の土地には傾斜地や極小地も多く、間取りや住宅の形状に工夫が必要なこともあります。また、神奈川県は海に面しており、海岸近くの住宅は塩害に強い住宅であったほうがよいでしょう。

※参考:地域住宅計画(神奈川県地域第4期)

【2022年】神奈川県の住宅ローン利用状況

【フラット35】を運営する住宅金融支援機構は、【フラット35】の利用者を対象として、属性や借入金額、返済金額の調査を行っています(ただし借換えの人は除く)。この調査をもとに、神奈川県の平均的な住宅ローン利用状況を解説します。

この調査対象となった人の年齢、家族数、世帯年収は次のとおりです。

神奈川県は全国に比べると平均年齢、世帯年収ともにやや高めです。

平均借入額
同調査によると、神奈川県における住宅の面積や必要資金、借入金額の平均は以下の表のようになっています。

神奈川県では、全国と比べ住宅面積は小さいものの、所要資金額は多い状況です。そこから借入金額の平均も200万円ほど高くなっています。南関東地方と比べるとさほど変わりませんが、首都圏に限定すると、所要金額は低めです。

平均返済額
【フラット35】利用者の平均返済額は次のとおりです。

毎月の返済額は、全国、南関東地方と比べるとやや高め、首都圏と比べるとやや低めであることがわかります。

住宅ローンの選び方

住宅ローンにはさまざまな種類があるため、これから住宅ローンを利用予定の人の中には、どのように選べばよいのか迷うこともあるのではないでしょうか。そこで、ここからは住宅ローンの選び方を解説します。

1.まずは固定金利か変動金利か選ぶ
住宅ローンは借り入れた金額に金利を加えて返済します。そのため、なるべく金利が低いところを選ぼうと考える人は多いでしょう。ただし、ローンの金利には固定金利と変動金利の2種類があります。単純に金利の数値を比較するのではなく、まず固定と変動どちらにするのか選んでみてください。

固定金利は、契約期間中ずっと金利が変わらず、金利が上がって返済金額が予定よりも大幅に増えてしまうようなことはありません。ただ、市場金利が下がっている局面で下がることもないため、そういった場面では損をしているように感じる人もいるでしょう。

金融機関にもよりますが、基本的に変動金利は半年ごとに金利が見直されます。返済額は金利、残高、返済期間などを考慮して決められます。ただし、返済金額自体は5年おきに改定されること、直前の返済額の最大1.25倍までとされることが一般的なため、突然大幅に返済金額が上がることはありません。

契約当初は固定金利よりも低く設定されていることから、変動金利を選ぶ人は多くいます。しかし、金利がどんどん上昇する局面では、最終的に固定金利よりも返済総額が高くなるリスクがある点には注意が必要です。

なるべく支払総額を抑えられる選択をしたいと考えるでしょうが、今後金利がどうなるのか正確に予測するのは不可能です。そのため、金利上昇リスクを無くしたいのであれば固定金利、金利が上昇しても返済を続けられる見込みがあるときは変動金利、といったように、それぞれが希望する返済スタイルや資産状況に応じて選ぶようにしましょう。

2.【フラット35】にするのかどうか
固定金利を選ぶのであれば、【フラット35】にするのかどうか検討しましょう。

【フラット35】は国民によりよい住宅環境を整える目的で運営されており、全期間固定金利しか選べませんが、比較的低金利で利用可能です。利用条件に雇用形態や年収などの制限が無く、間口が広い点も魅力でしょう。子育て世帯は金利が低くなる「子育てプラス」など、独自のサービスもあります。

【フラット35】は全国の銀行などが窓口となっており、それぞれ適用される金利は異なります。【フラット35】を利用するときは、どこの窓口を利用するのか全国の金融機関を探してみてください。

3.どの金融機関にするのか選ぶ
住宅ローンを扱う金融機関は全国さまざまな種類がありますが、大きく分けると地元金融機関、メガバンク、モーゲージバンクの3種類です。それぞれの特徴は次のとおりです。

【地元金融機関】
地元金融機関は地域密着型の運営をしています。住宅ローンについて、返済計画などを相談しやすく、柔軟な対応が期待できます。ただし、利用できるのは営業地域に居住している人に限られることがほとんどです。

【メガバンク】
メガバンクは全国的に展開しており、地元金融機関のような居住地による制限はありません。運営規模は大きく、専用アプリや利用者用のWebページがあるなど、便利な機能が充実しています。店舗にもよりますが、きめ細やかな対応は難しいかもしれません。

【モーゲージバンク】
モーゲージバンクは住宅ローン専用の金融機関です。銀行のように預金を原資とするのではなく、住宅金融支援機構が買い取ったローンをもとに融資を行います。通常の銀行との違いは原資が預金かどうかという点であり、利用者にとっては大きな違いはありません。

ARUHIもそんなモーゲージバンクの一つです。通常の【フラット35】を取り扱ったARUHIフラット35や、さらに低金利で利用できるARUHIスーパーフラット、変動金利のARUHIスーパー40など、さまざまな商品を提供しています。

選び方に困ったら神奈川県内のARUHI店舗に相談できる

ARUHIは実店舗も構えており、住宅ローンの相談を受け付けています。神奈川県内には、横須賀、たまプラーザ、横浜クリエーションスクエア、上大岡、横浜ランドマークタワーに店舗があります。相談料は無料で、経験豊かなスタッフがお客さまをサポートします。

 

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まとめ

神奈川県は全国に比べ世帯年収が高く、購入する住宅の金額も高めです。しかし、人口が多いことから、住宅の平均面積は大きくはありません。極小地や傾斜地の住宅を購入することもあるでしょう。一方で、都心へのアクセスは良好で便利に生活しやすい地域です。

 

(最終更新日:2024.04.01)
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