くさーいカメムシが家の中に! カメムシの侵入防止対策を解説

夏から秋にかけて、家の中や周辺でしばしばカメムシを見かけます。くさい臭いを放つことがあるので、大量発生すると大変です。もし、カメムシを家の中で見つけたら、嫌な臭いが出る前に外へと逃したいものです。

そこで、カメムシを見つけたらどのように対処するべきか、カメムシの特徴と対策について解説します。

カメムシとは

そもそも、カメムシはどのような生き物なのでしょうか。カメムシの特徴や生態について解説します。

カメムシの特徴・生態
カメムシはカメムシ目カメムシ科とマルカメムシ科の昆虫で、亀の甲羅に似ていることからそう呼ばれ、悪臭を放つ昆虫として知られています。カメムシにもさまざまな種類があり、日本でよく見られるのは「クサギカメムシ」や「スコットカメムシ」です。

カメムシには植物から養分を吸う食植性と、動物の体液を吸う食肉性の2種類があります。食植性のカメムシは農業被害を与えることがあり、人々を悩ませているのは悪臭だけではありません。

人体への直接的な被害はありませんが、特有の不快な悪臭を放つため、嫌われることの多い昆虫です。また、吸血しない種類であっても、無理に捕まえようとすると刺されることがあるので注意しましょう。

大量発生の時期
カメムシは暖かくなると活動を始め、寒くなると活動を止めます。5月〜8月ごろに産卵を行い、1週間〜2週間ほどで孵化します。そして、脱皮を繰り返し、9月〜11月に成虫となったカメムシが大量発生するのです。

秋になると気温がグッと下がるため、暖かい場所を求めて家の中に侵入することもあります。侵入する経路として多いのが洗濯物です。干した洗濯物に大量に取り付いたカメムシに気がつかず、そのまま取り込んでしまうと家の中にカメムシを招き入れてしまうことになります。

秋に成虫になったカメムシは冬を越したのち、春の繁殖活動を終えると一生を終えるため、カメムシの寿命は1年半ぐらいといわれています。

カメムシの侵入を予防する対策

カメムシの侵入を防ぐためには、侵入経路を把握して対策しなければなりません。カメムシの侵入経路や予防法について解説します。

洗濯物の取り込みに注意

シーツの取り込みに注意

先述したように、カメムシは洗濯物に付いて一緒に取り込まれることが少なくありません。白い色を好むので、洗濯したタオルや布団、シーツ、ワイシャツなどによく付着しています。

カメムシガ白いものに集まる理由には、いろいろな説があります。一説によると、白は太陽光を反射するため、白色ではないカメムシに反射光が当たって自分自身が暖かくなるためともいわれているそうです。

気がつかずに取り込むと、洗濯物にくさい臭いが付いてしまうので、洗濯物を取り込む際にはカメムシがいないかしっかりと確認しましょう。

玄関・窓・網戸に忌避剤
カメムシは洗濯物に付着するだけではなく、ハエや蚊などと同じように玄関や窓、網戸などの隙間からも侵入します。ハエや蚊に比べると、カメムシは大きく、窓や網戸をきちんと閉めておけば問題ないと思われがちですが、実は網戸の隙間を通り抜けてしまいます。カメムシは平べったい形をしているので、2〜3ミリの隙間があれば侵入でき、網戸には3ミリぐらいの隙間が空いていることが多いのです。

そのため、網戸の隙間や、頻繁に開け閉めする窓や玄関には、あらかじめ忌避剤を散布しておくとカメムシが寄らないので安心です。長時間効果が持続する殺虫剤や虫除けスプレーも有効ですが、子どもやペットへの影響を心配する人はハッカ油などの忌避剤でもカメムシには効果があります。

換気口に防虫フィルター
カメムシはわずかな隙間からでも侵入するため、給排気口も例外ではありません。換気口はつねに開けておく必要があるため、防虫フィルターを取り付けて侵入を防ぐのが効果的です。防虫フィルターは、ホームセンターやインターネットで販売されているので、簡単に手に入れられます。

防虫フィルターを取り付けるとき、忌避剤や殺虫剤を併用すると、より害虫を寄せ付けにくくなるでしょう。

ドレンホースに防虫キャップ
エアコンのドレンホースも、カメムシの侵入経路となります。ドレンホースはカメムシだけではなくゴキブリも通りやすいので、害虫が入ってこないように対策をしましょう。エアコンのドレンホースには防虫キャップを取り付けると効果的です。目が細かいので、平べったいカメムシやゴキブリも侵入できません。

その際、エアコンの室内機と室外機をつなぐ配管を通す穴(スリープ)に隙間ができていないか一緒にチェックしましょう。エアコンを設置するときに穴を埋めますが、経年劣化によって隙間ができている場合があり、害虫の侵入経路になってしまうこともあります。

庭の除草・剪定をしておく

カメムシが庭に住み着くのを防ぐため定期的に除草・剪定を行う

家の周辺に住み着くカメムシを減らすことも重要です。カメムシは草木を好み、雑草の多いところで繁殖する傾向があります。卵を産みつけられると、大量発生につながってしまうため、庭の定期的な除草と樹木の剪定が必要です。

また、除草した草をそのままに放置してしまうと、そこにカメムシが集まってしまう可能性があるため、早めに処分するのも忘れないようにしましょう。

カメムシが家の中に侵入したら

カメムシは、気をつけていてもわずかな隙間から侵入してくるため、家の中で遭遇してしまうこともあります。家の中でカメムシを見つけたらどうするべきなのか、対処法を解説します。

叩く・潰すは悪臭の元!
カメムシは危害を加えられたり、身の危険を感じたりすると悪臭を放ちます。カメムシを見つけると、退治しようとつい叩いたり、潰そうとしたりする人がいますが、これはNGです。蚊を叩くようにカメムシを攻撃してしまうと嫌な臭いを発することになります。

同様に、その場から取り除こうと掃除機で吸い込んでしまう人もいますが、こちらも掃除機内で悪臭を放ちます。できるだけカメムシを刺激せずに外に追い出すか、瞬間凍結スプレーを使って悪臭を放つ前に駆除しましょう。

手に臭いがついたら

臭いが手についたらクレンジング剤やアルコールを使う

カメムシを素手で追い払おうとすると、手に臭いが付いてしまうことがあります。カメムシの悪臭は、一度付くとなかなか取れません。その理由は、カメムシの分泌液には油で溶ける成分と水に溶ける成分とが混ざっているからです。

カメムシの臭いがついたら、まずは化粧品のクレンジング剤やアルコールなどで油に溶ける成分を落とします。その後、石鹸を使って水に溶ける成分を洗い流しましょう。このように2段階に分けて手を洗うと、ほとんどの臭いを落とすことが可能です。

まとめ

カメムシが放つ分泌液には直接の健康被害はありません。しかし、かなりの悪臭なので、家の中に広がると大きな迷惑をこうむります。カメムシの家への侵入を防ぐことも大事ですが、もしも家の中で見つけた場合は、刺激することなく外に追い出すか、瞬間凍結スプレーで駆除しましょう。

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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