気になるものの、なかなか実情を知る機会のない「へそくり事情」。貯めておけば、やりたいことができたときやいざというときに役立ちそうですが、どのくらいの金額を貯めている人が多いのでしょうか。また、性別や年齢により、貯めている金額はどの程度異なるのでしょうか。
へそくりの平均額は、約155.7万円!
MoneyGeekが「へそくり事情に関する調査」を実施。20~50代の男女のうち、へそくりをしていると回答した1,000人に、いくらくらいのへそくりを貯めているのか聞いたところ、全体平均は155万7,197円でした。へそくりというには大きな額に感じますが、一部の人が高額のへそくりを貯めていたことから、平均値を押し上げています。
男女それぞれの金額を見ると、男性が71万3,376円なのに対し、女性は144万2,450円と2倍以上貯めていることが明らかになりました。
年代ごとの金額も調べたところ、20代は男性が79万2,034円に対して女性は46万8,027円と女性の方が少ないものの、30代になると立場が逆転。男性が64万4,630円と20代よりも減少しているのに対し、女性は103万5,824円と大きく増やしています。40代になるとその差は歴然で、男性が120万4,222円なのに対し、女性は219万3,774円に。50代になると男女差が少なくなり、男性が202万617円、女性が207万2,176円となっています。
なぜ、これほど金額に違いが出るのでしょうか。その原因は、へそくりの目的の違いにあるようです。
男性は趣味のため、女性は老後のためにへそくりを貯めている!?
男性のへそくりの目的は、1位が「趣味・遊興費のため」、2位が「いざという時の備え」、3位が「将来のため・老後の備え」という結果に。一方、女性は1位が「将来のため・老後の備え」、2位が「いざという時の備え」、3位が「趣味・遊興費のため」で、1位と3位が逆転。男性はへそくりを近い将来に使う目的でプールしているのに対し、女性は先々を見据えて貯めている傾向がうかがえます。
今回の調査で、へそくり額の全体平均は155万7,197円でしたが、半数は20万円以下という結果に。その一方で、1,000万円以上貯めている人もいることが分かり、目的によりへそくりの金額は大きく異なるようです。
「へそくり」があれば、小遣いが足りないときに補填することも、自分や家族のために使うこともできます。へそくりを貯めている人や貯めたいと考えている人は今回の結果を参考に、目標を決めてみてはいかがでしょうか。