夏は多くの植物にとって最盛期。青々とした木々や花々が美しい反面、雑草もよく伸びる季節です。家の敷地内であれば、草刈りや除草をおこなうところですが、いつも通る歩道や散歩コースになっている河川敷などの雑草が気になることも。通行の妨げになったり、見通しが悪くなったりするほど繁殖してしまうこともあります。何とかしたいところですが、公共用地の雑草を無断で除草しても良いのでしょうか。
除草剤を使用すると生物や作物、環境に影響を与えることも
公道の雑草が「通行の妨げになっている」「見通しが悪くなっている」「害虫が発生して困っている」といった状況のとき、雑草対策として除草剤を撒こうと考えている人もいるのではないでしょうか。
善意のつもりでおこなっている人も多いと思いますが、除草剤を撒くことで、周辺の環境に影響を与える可能性があります。散歩をさせていた愛犬が口に含んで体調を崩したり、魚類などの水生生物が棲む河川に影響を及ぼしたり、周囲の農作物も枯れてしまうといった被害も。勝手に除草剤を撒くことは避けましょう。
公道の雑草対策は、国や県、市区町村が繁茂期に除草などの作業を行っている場所もあれば、地域住民や地元の自治会が協力して手入れをしているところもあります。もし困っている場合、まずは行政に相談をして指示を仰ぎましょう。交通量や周辺環境など道路の状況によりますが、行政が対応してくれることもありますし、除草剤を使わない方法を提案されることもあるでしょう。草刈り機を無料で貸し出している自治体もあります。適切な対応を心がけながら問題を解決しましょう。
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