夫婦それぞれが自由に使える「小遣い」をいくらにするか、悩んでいる家庭は多いでしょう。小遣いが多いに越したことはありませんが、限られた収入の中で生活費など毎月の支出をまかない、貯蓄もしたいとなると、小遣いに充てるお金はできるだけ抑えたいところ。とはいえ、共働きであれば夫婦それぞれに昼食代など外出先でお金を使いますし、小遣いが少ないとストレスの原因となることも。一般的に、共働き夫婦はどの程度の小遣いをもとに生活しているのでしょうか。
共働き夫婦の小遣いの理想は4.4万円も、現実は平均3.2万円程度
R&C株式会社が「共働き夫婦の小遣いに関する調査」を実施。共働き夫婦に毎月の小遣い額を聞いたところ、平均して3万2,682円でした。この金額に満足している人は66%で「足りない」と感じている人も少なくない様子。理想の小遣いの金額を聞くと、4万4,524円と、1万円以上の開きがありました。
ちなみに夫婦別で見ると、夫の小遣いは平均3万4,503円(理想は4万8,813円)、妻は2万8,820円(理想は3万7,264円)で、男性の方がやや小遣いの金額が高いことも明らかになりました。
一家の稼ぎによっても、小遣いの金額は変わるはず。そこで、月収額に対する小遣い額の割合も調べたところ、夫婦平均は月収の7.6%。夫婦別に見ると夫は月収の6.7%で妻は月収の11.4%でした。
小遣いの平均額を年代別に見ると、20代が3万3,389円、30代がやや増えて3万5,837円、40代になると5,000円以上マイナスの2万9,172円、50代で少し持ち直し3万1,361円、60代は最も金額が高く3万8,152円でした。子育てなどでお金がかかる年代は家計が苦しく、小遣いの額にも影響を与えていると考えられます。
月々の自由に使えるお金を小遣い制にしたい人や小遣いの金額を見直したい人は、この結果を参考に金額を設定してみてはいかがでしょうか。