あらゆるものやサービスの価格高騰が止まらない今日この頃。収入は増えず「家計が苦しい」と感じている人は多いでしょう。ピンチを乗り切る方法として、まず取り組みたいのが「節約」ではないでしょうか。
97%の人が節約を意識して生活
株式会社ビズヒッツが「節約のために取り組んでいることに関する意識調査」を実施。節約を意識しているか聞くと「とても意識している」が43.6%、「やや意識している」が53.4%と回答。合わせて97.0%と、ほとんどの人が節約を意識していることが明らかになりました。
節約している理由を聞いたところ、最も多かった回答は「投資・貯蓄にお金を回したいから」でした。次いで「物価高だから」「収入が少ない・減ったから」という回答が続き、将来に備えたい人と、現在の生活を乗り切るために節約している人が多いことが分かりました。
「投資・貯蓄にお金を回したいから」と回答した人からは、いざというときや将来に備えてお金を貯めたい人が多く、貯蓄資金を投資で運用したいという人の意見もありました。
・ある程度の貯金をしておくことで、突然の怪我や病気に備えるためです(29歳 男性)
・子どものために少しでも貯金をしたい(30歳 女性)
・節約したお金を投資に回して、老後資金を貯める(52歳 男性)
「物価高だから」と回答した人からは、物価高騰による生活費の負担増を訴える声が多数で、支出が増えた分だけ節約をしたいと考えている様子がうかがえます。
・物価が上昇し、生活費が上がっているので(39歳 女性)
・光熱費の値上がりが続いているから(41歳 女性)
・最近の物価高騰がひどすぎて、節約しないと生活が成り立たなくなります(54歳 男性)
「収入が少ない・減ったから」回答した人からは、限られた収入で生活を維持するため、必要に迫られて節約をしているという切実な声が聞こえてきました。
・収入が少なく、無駄な出費を減らしたいから(19歳 男性)
・転職して、給料が7万円ほど下がるから(32歳 女性)
・給料が少ないので、できる範囲で節約し、支出を抑えている(50歳 女性)
今回の調査結果により、節約は目先の生活をよりよくするためであるとともに、将来への備えや、それに向けて資産を増やすための投資を目的としている人が多いことが分かりました。そのまま貯蓄するか、運用して増やすのか、これを機に考えてみてはいかがでしょうか。