日本を代表する225社の平均株価である「日経平均株価」。6月6日には一時3万3,000円台と約33年ぶりの高値を更新し、多くの企業の株価が値上りしています。食品や日用品、光熱費などの値上げラッシュが続く現状もあり、投資に力を入れようと考えている人も多いのではないでしょうか。しかし、おいしい話には落とし穴があり、中には投資詐欺の被害に遭ってしまう人もいます。
投資詐欺の相談件数が大幅に増加
金融庁が公表している「『金融サービス利用者相談室』における相談等の受付状況等」によると、2023年1月から3月の間、金融サービス利用者相談室に寄せられた相談などの受付件数は1万5,204件とのこと。前期(2022年10月から12月)の1万1,185件に比べて、4,019件も増加しています。分野別の相談受付件数は、以下の通りです。
おもに、預金や融資などに関する相談や、投資商品に関する相談が増加しています。
金融庁のウェブサイト内「金融サービス利用者相談室」では、投資商品などを利用した人から寄せられた相談事例や、それに対する相談室からのアドバイスを掲載しています。元本割れのリスクをはじめとする商品内容や、販売業者が金融商品取引業を営業するために登録を受けているのかなど、過去の事例を参考としながら十分にチェックし、投資詐欺トラブルに巻き込まれないように心がけましょう。