魅力は豊かな自然とパワースポット! 和歌山への移住が人気の理由

移住希望先ランキングで毎年上位にランクインする和歌山県ですが、その魅力はいったいどのようなところにあるのでしょうか。和歌山県についての基本的な情報や魅力、さらに用意されている移住支援などについて紹介します。

和歌山県の基本情報

和歌山県の面積や人口、気候などの基本情報について解説します。

人口
2022年10月1日現在の和歌山県の人口は推計903,172人、世帯数は39万6,135世帯で、Webサイト「都道府県 人口・面積・人口密度ランキング」によると、全国で40位となっています。

出典:都道府県 人口・面積・人口密度ランキング

地勢と気候
和歌山県の面積の大部分は紀伊山脈をはじめとする山岳地帯で総面積は約4,725平方キロメートルです。平野はとても少ないのですが、紀の川流域の和歌山平野と、有田川や日高川の下流などに平野が広がっています。また、海岸線は総延長650.7キロメートルにおよぶリアス式海岸です。

南北に延びた県土の和歌山県は、北部と南部では気候が異なります。県北部は瀬戸内海式の気候に属しており、年間を通じて天気や湿度が安定し、降水量も少ないといった特徴があります。

一方、県南部は太平洋岸式気候に属し、黒潮の影響を受けるため、温暖ではあるものの、台風の影響を受けやすく、地域によっては極めて降水量が多いところもあります。

和歌山県の地域区分

和歌山県は、「紀北地域」「紀中地域」「紀南地域」の三つの地域に分けられます。

紀北地域
紀北地域は、県の北部の地域で、和歌山市や海南市などが存在します。隣接する大阪との結びつきが強い点が特徴です。紀北地域はさらに「海草地区」「那賀地区」「伊都地区」の三つの地区に分けられます。

紀中地域
紀中地域は和歌山県の中部に位置し、有田市や有田郡、御坊市などがあります。さらに、地域の中で「有田地区」と「日高地区」に分けられます。

紀南地域
紀南地域は県の南部で、田辺市や新宮市などがあり、「南紀」とも言われます。地域はさらに、「西牟婁地区」と「東牟婁地区」に分けられます。

和歌山県に移住する魅力

移住希望者が多い和歌山県、その魅力はどのようなところにあるのでしょうか。

大阪圏とのアクセスの良さ

「空の玄関口」関西国際空港が近くにある

和歌山県の紀北地域は大阪経済圏に属し、大阪経済圏のベッドタウンとなっている場所です。都会とは少し離れており、ゆっくりした空気が流れつつも不便過ぎない点が魅力といえるでしょう。

近くには関西国際空港があり、鉄道はJRと南海電鉄があるため、交通機関も便利に利用できます。

大自然に囲まれたパワースポット

古来より多くの人々の信仰を集める熊野那智大社

和歌山県南部の南紀は熊野詣で有名です。特に世界遺産に認定された「紀伊山地の霊場と参詣道」は有名でしょう。大自然に囲まれたパワースポットは、自然と歴史、文化を同時に感じさせてくれることからも、国内外から観光客が訪れています。

新鮮な野菜や魚介類が豊富
和歌山の特産物といえばみかんですが、そのほかにも柿や南高梅をはじめ、新鮮で安い野菜や魚介類が豊富な点も魅力となっています。特に梅は日本一の出荷量を誇っており、梅干しやジュース、和菓子などに利用されています。

また、黒潮の影響で伊勢海老やマグロなどが獲れることからも、新鮮な魚介類が食べられることでも有名です。

和歌山県に移住する際の注意点

和歌山県に移住する際には注意しておかなければならない点があります。

和歌山市以外は車が必需品
和歌山市中心部は都会化されていますが、それ以外の地域はまだ車がないと不便な環境です。和歌山県に移住するなら、車は必需品だと考えておきましょう。

冬の山間部は積雪も

温暖な和歌山県だが山間部には雪が降る(写真は熊野古道の牛馬童子像)

和歌山県は温暖なイメージとは裏腹に、山間部は積雪もあり、スタッドレスタイヤなどの備えが必須です。

海沿いは温暖で雪が積もることはほとんどありませんが、和歌山の山間部への移住を考えているなら、車の冬を越す準備も欠かさないようにしておきましょう。

和歌山県の移住支援

和歌山県には、移住してくる人に対して支援策を設けています。公的な支援策にはどのようなものがあるのでしょうか。

移住支援金
一定の条件を満たして、東京圏から和歌山県内に移住した人に対して、単身世帯で最大60万円、2人以上の世帯で最大100万円の移住支援金が支給されます。

要件は以下のとおりで、すべてを満たす必要があります。

・住民票を移す前日までの10年間のうち、通算5年以上、東京23区内に在住していた、または東京圏のうちの条件不利地域以外の地域に在住し、東京23区内へ通勤していた
・住民票を移す前日まで、連続して1年以上、東京23区内に在住していた、または東京圏のうちの条件不利地域以外の地域に在住し、東京23区内へ通勤していた
・申請時において、和歌山県内へ転入後、3ヶ月以上1年以内である
・転入先の市町村に、移住支援金の申請日から5年以上、継続して居住する意思がある

そのほか、一般就業、専門人材就業、起業、テレワーク、関係人口(一部の市町村のみ)のカテゴリーごとの要件があります。詳しくは和歌山県が発行する「移住支援金対象要件チェックリスト」で確認してください。

和歌山県労働政策課 移住支援金対象要件チェックリスト

わかやま住まいポータルサイト
わかやま住まいポータルサイトとは、移住者などの住まい探しを支援し、空き家の再利用を促進するための情報サイトです。自治体が提供する空き家バンクの情報や民間の不動産会社の物件情報を見ることができます。

わかやま住まいポータルサイト

まとめ

大阪経済圏に近いけれど、都会過ぎず、かといって不便でもないという面で和歌山にはちょうどいい良さがあります。旅行好きな人にとっては、関西国際空港が近いところが非常に好印象のようです。

公的な移住支援はもちろん、移住支援のサイトも充実していますので、和歌山県への移住を考えているなら、サイトの内容を是非チェックしてみましょう。

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