高級マンションの特徴は? 広々とした間取りや高級感のある設備などを紹介

高級マンションとは、設備のグレードが高いマンションやコンシェルジュサービスなどがついているマンションのことです。今回は、高級マンションの特徴について解説します。具体的にどのような設備やサービスがあるのか紹介し、高級マンションと一般的なマンションの違いも説明します。興味のある方はぜひ参考にしてください。

高級マンションとは?

高級マンションについて、明確な定義は定められていません。一般的には、1億円以上の価格がついているハイグレードなマンションを高級マンションと呼ぶことが多いようです。

ただし、マンションの価格はエリアによっても大きく異なります。たとえば、首都圏の新築マンションの平均価格を比較すると、東京23区は8,455万円であるのに対し、千葉県は4,043万円です。実際には、価格が1億円以上でなくても、周辺のマンションよりも高額でハイグレードなら高級マンションに分類されるケースもあります。

出典:首都圏 新築分譲マンション市場動向 2023 年 1 月 |株式会社不動産経済研究所

高級マンションの特徴は?

高級マンションには、どのような特徴があるのでしょうか。高級マンションには、さまざまな特徴が共通しています。ここでは、高級マンションの特徴を具体的に解説します。

周辺の物件よりも価格が高い
高級マンションは、周辺にある他のマンションよりも価格が高めです。設備やサービスに力を入れている分、一般的なマンションよりも高額になっています。一般的なマンションと比べると、外装や内装に使用されている素材が異なります。たとえば、高級マンションには、天然石や高級木材などグレードの高い素材が惜しみなく使われている場合が多いようです。

また、会議室やパーティールーム、フィットネスジムや屋内プールなどの共用施設も充実している傾向があります。

利便性の良い場所にある
高級マンションは、都市の中心部や駅チカといった便利な立地に建てられている場合が多いです。たとえば東京の高級マンションは、特に山手線、東京メトロ沿線、都営地下鉄の沿線に多く建てられています。

また、近年開発が進んでいるエリアや高級住宅地として昔から有名なエリアに建てられているケースも多いでしょう。首都圏を例にあげると、品川区の高輪や虎ノ門、港区の南麻布や元麻布、神奈川県の山手町などがあります。

専有面積が広い
高級マンションは、間取りに対して専有面積が広めになっています。たとえば、3LDKの場合、一般的なマンションなら、専有面積は80平方メートル程度です。広めのマンションでも、100平方メートル程度となっています。それに対して高級マンションは、専有面積が200平方メートル以上あるケースも珍しくありません。

高級マンションは専有面積が広い傾向があり、一般的なマンションよりも住空間にゆとりがあります。

高級マンションならではの設備を紹介

高級マンションには、特別な設備がついていることも少なくありません。たとえば、利便性を高めたり高級感を演出したりする設備が用意されています。ここでは、高級マンションならではの設備を紹介します。

高級感のあるエントランスロビー・内廊下
高級マンションのエントランスロビーは、スペースが広めです。天井も高く設計されているところが多く、開放感があります。また、エントランスロビーには、上質なテーブルやソファが配置されており、高級感のある印象です。

さらに、エントランスロビーから各戸までの通路が、内廊下になっている高級マンションもあります。内廊下なら外気にさらされずに、各戸へ向かうことができます。

明るく広々とした住環境
高級マンションの住空間は、全体的に明るく広々としています。リビングが20畳以上あり、大きな窓で外の光をしっかり取り込めるでしょう。また、玄関や寝室などには広いクローゼットが備えられています。収納スペースが足りずに困ることもありません。

さらに、キッチンはデザイン性と使い勝手の両方に優れています。ディスポーザーや食洗器などもついていて便利です。

複数のバスルームや洗面室
高級マンションには、バスルームや洗面室が2ヶ所以上設けられているケースもあります。海外では住宅に複数のバスルームや洗面室が設けられているのが当たり前であり、高級マンションは外国人からも人気です。

バスルームや洗面室が複数あれば、家族で暮らす場合や来客が多い場合でもスムーズに身支度を整えられます。ダブルボウルの洗面台がついている洗面室は、おしゃれさや高級感も感じられます。

充実した共用施設
高級マンションの共用施設は、一般的なマンション以上に充実しています。たとえば、スパやフィットネスジム、ゲストルームやラウンジ、シアタールームや図書室などがマンション内に設置されており、住人が利用できるようになっています。

また、防犯や防災に関する設備に力が入れられている場合が多いことも特徴です。具体的には、オートロックシステム、防犯カメラ、防災備蓄庫などが用意されている高級マンションがあります。

高級マンションのサービス

高級マンションは、設備や共用施設以外にもさまざまな充実したサービスがあります。サービスの内容が物件の決め手となるケースも多いでしょう。ここでは、高級マンションのサービスについて説明します。

コンシェルジュサービス
コンシェルジュとは、さまざまな要望に対応してくれる担当者のことです。高級マンションの中にはコンシェルジュが常駐しているところも多く、日常生活で必要な幅広いサービスを提供しています。

具体的には、共用施設の予約受付や来訪者の案内などを行っています。荷物の一時預かりに対応している場合もあるでしょう。また、ルームクリーニングやゴミ出し代行などのサービスを行っている高級マンションもあります。

セキュリティ
高級マンションのなかには、24時間体制で警備員が常駐しているところがあります。マンション内に防災センターが設けられ、安全を管理しているケースも少なくありません。

また、多くの高級マンションでは、コンシェルジュが訪問先に確認をとってから来訪者が各戸へ向かうルールになっています。さらに、エレベーターを利用する際にはセキュリティカードをかざし、指定した階以外は停止しない仕組みになっているため、不審者の侵入を防げます。

まとめ

高級マンションとは、周辺のマンションよりも価格が高額に設定されているマンションのことです。高級マンションは利便性が高く、各戸や共用施設の設備が特に充実しています。コンシェルジュサービスがあるうえにセキュリティも万全なため、安心して暮らせる環境が整っています。暮らしやすさを求めて住居を選ぶなら、高級マンションは有力な選択肢の一つとなるでしょう。

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