上京して1人暮らしするならどこに住む? 自分らしい場所を探す方法

春は、就職・転職・入学などで上京する人が特に多い季節です。東京で1人暮らしをする場合、どのような場所を選べばよいのでしょうか。一口に東京と言ってもさまざまなエリアがあるため、上京前によく確認しておくことが大切です。

この記事では、東京で1人暮らしを始めるための場所の選び方や人気のエリアを紹介します。

東京圏は家賃が高い

地方に比べて東京圏は家賃相場が高い

基本的に、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の都心に近いエリアは、家賃が高めです。ここでは、家賃相場やエリアの選び方を説明します。

家賃相場を見てみる
東京都23区の中心部で人気のあるエリアは、家賃相場が特に高くなります。地方から上京する人は、まずそのことを理解しておきましょう。東京都23区のアパートの家賃相場は、それぞれ以下のとおりです。

(2023年1月25日現在)

なお、東京都内であっても、中心部から離れると家賃相場は低くなる傾向があります。具体的な家賃相場は、以下のとおりです。

(2023年1月25日現在)

出典:SUUMO 東京都の家賃相場情報

勤務先・学校との距離を考える
都心から離れている場所ほど家賃相場が低いものの、勤め先や通学先は都心にあると通勤・通学には不便です。大学のキャンパスは都心から離れていることもありますが、最近は都心回帰する傾向にあります。

よって、家賃を下げるために都心からかなり離れた地域の物件を選ぶと、通勤や通学に支障が出る可能性があります。家賃の安さにこだわるあまり、生活の質が極端に低くなったりしないように気をつけましょう。

住むエリアを決めるときは、自分が一番優先したいものは何かを意識することが大切です。家賃が安いに越したことはありませんが、利便性と自分が支払える家賃のバランスをよく考えてみてください。場合によっては利便性の高い物件に住むことを自己投資と捉え、都心に近くて家賃相場が比較的高めのエリアを選ぶのも一つの方法です。

ランキングを参考にする

自分が住むエリアを選ぶ際は、住みやすい街のランキングをチェックすると参考になります。ここでは、ランキングをもとに住みやすい街を紹介します。

ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2023
アルヒ株式会社の「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2023」では、住環境、交通の利便性、コストパフォーマンス、教育・文化環境、発展性の5つを審査基準として住みやすい街を発表しています。ここでは、このアワードに選ばれている街の概要や魅力を紹介します。

なお、このランキングはファミリー向けであるため、1人暮らしには当てはまらない部分も多少あります。ただし、家族で住みやすい街であれば、1人暮らしでも不便なく生活できる可能性が高いでしょう。街によって特徴が異なるため、自分のニーズに合う街があるかチェックしてみてください。

1位:西八王子

西八王子駅南口

首都圏で最も住みやすい街として選ばれたのは、西八王子です。ターミナル駅である八王子駅の隣にあり、利便性の高い生活を送れます。JR中央線で新宿まで最速40分程度と都心へのアクセスも良好で、通勤や通学もしやすくなっています。

西八王子には八王子市役所があるため、手続きが必要な場合もすぐに足を運べて便利です。八王子駅へ移動すれば、買い物ができる商業施設も充実しています。新しい商業施設が開業する計画もあり、今後さらに魅力的な街になっていくでしょう。

八王子市は、東京都内でも特に自然が豊かで落ち着いています。また、前章で見たように、都内としては家賃相場が安いのも魅力的です。

2位:流山おおたかの森
千葉県流山市にある流山おおたかの森には、「流山おおたかの森S・C」や「COTOE流山おおたかの森」などの大きな商業施設があります。つくばエクスプレスを利用すれば、こちらも電車1本で都心に行けます。

周辺にはスーパーマーケットやドラックストア、家電量販店、100円ショップなどもあるため、日常生活に必要なものをそろえるのに困ることはないでしょう。また、飲食店や各種スクール、映画館などもあり、休日もさまざまな楽しみ方ができます。

流山おおたかの森の特徴は、「アーバンパストラル」をテーマとした街並みです。アーバンパストラルとは、商標施設や公園、住宅地を違和感なく隣接させた街づくりを表しています。そのため豊かな自然と便利な都市機能の両方を享受しながら、快適に暮らせます。

3位:新小岩

再開発が予定され、ますます賑わいが予想される新小岩(写真は新小岩ルミエール商店街)

新小岩は東京都葛飾区にあり、JR中央・総武線各駅停車と総武線快速が通っている便利なエリアです。東京駅まで最短12分でアクセスできるため、スムーズな通勤・通学を実現できます。その他の都内の主要駅はもちろん、横浜方面や千葉方面へも乗り換えをせずに出かけられます。なのて、通勤や通学だけでなく、休日に出かける際も面倒がありません。

新小岩は街の再開発が予定されているため、今後はより魅力的な街になっていくでしょう。たとえば、商業施設と行政サービス施設が複合した駅ビルが開業する予定です。新小岩駅の近くには高層マンションの建設も予定されており、より多くの人でにぎわうと考えられます。できるだけ都心部の近くで快適な生活を送りたい人におすすめです。

アプリを利用して探してみる

上京して住むエリアを探すには、住みたい街を探せる「TownU(タウニュー)」というアプリを利用する方法もあります。具体的にどのようなことができるのか紹介します。

街診断
街診断とは、自分の情報をいくつか入力すると、AIがライフスタイルを考慮しておすすめの街を教えてくれる機能です。具体的には、年齢、家族構成、勤務先・通学先の最寄り駅、年収などを入力します。画面に表示される質問に答えるだけでよく、1分程度で結果を確認できます。

地方から上京する場合、都心の各エリアの特徴や利便性の違いがよくわからないという人も多いでしょう。TownUの街診断を行えば、時間をかけて情報を集めなくてもスムーズに引越し先の候補を絞り込めます。物件探しを始める前に、まずは街診断をしてみましょう。

街情報
街情報の機能では、各エリアに関するくわしい情報をチェックできます。街の基本的な情報はもちろん、周辺の施設や不動産情報などについても確認が可能です。実際にその街に住んでいる人のリアルな口コミも閲覧できるため、参考になる情報を入手できるでしょう。

エリアの検索は、駅名や路線などから行えます。また、アプリに表示されている地図から気になるエリアを選択する方法もあります。さまざまな角度から各エリアの様子を探れるので、効率的な情報収集が可能です。

まとめ

地方から上京する人にとって、初めての東京での1人暮らしは不安が尽きません。しかし、インターネット上には、都心部の各エリアに関する情報がたくさんあります。特にランキングやアプリを活用すれば、住みやすい街をスムーズに見つけ出しやすくなります。しっかり情報を集め、自分にとって最適なエリアを選びましょう。

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