年末年始の帰省にはいくらかかる? 交通機関の割引サービスをチェックして賢く帰省を!

2022年もあとわずか。来年に向けて、休暇を利用して実家へ帰省したいと考えている人が多いのではないでしょうか。しかし、帰省の需要が高い年末年始は交通機関が混雑し、それにともない利用料金も高くなりがち。どのくらいの費用をかけて帰省する人が多いのでしょうか。

家族の帰省にかかる費用は、4万円に迫る金額に

帰省時に負担する交通費
出典:あおぞら銀行「シニアのリアル調査

あおぞら銀行が、55~74歳のアクティブシニアを対象として「シニアのリアル調査」を実施。年末年始に帰省する子や孫がいるシニアの24.6%が「帰省にかかる交通費を負担している」ことが明らかに。平均負担額は3万4,600円と、4万円近くの費用負担が必要であることがわかります。

帰省費用を少しでも抑えるためにできることは?

年末年始の休みを利用して帰省はしたいものの、帰省費用が負担だと感じている人も多いでしょう。少しでも帰省費用を抑えることに、何ができるのでしょうか。

株主優待や早割を活用
JALやANAなどの航空会社を利用する場合、株主優待券があれば普通運賃の半額程度の運賃でチケットを購入できます。株主優待券は株主ではない場合、チケットショップなどで購入が可能です。また、航空会社や鉄道各社では早期購入割引、いわゆる早割を実施しています。ただし、これらは席数に限りがあり、早めの予約が必須です。今からでは間に合わないと考えた方が良いでしょう。

チケットはネット購入が吉
同じチケットでも、インターネット会員となってウェブから購入することで割引を受けることができます。例えば、JR東日本・JR北海道の「えきねっとトクだ値」は乗車当日の1:50まで申し込みが可能。概ね10%程度割引となります。

抑えた価格で快適に移動する
JR東海ツアーズとJTBによる「ぷらっとこだま」は、東海道新幹線のこだま号をお得に利用できます。ひかり号やのぞみ号よりも移動に時間はかかりますが、年末年始でもグリーン車安く乗車できる点がポイント。この記事を執筆している12月23日現在でも、年末年始のグリーン車プランは空きがあります。時間がかかっても混雑を回避して快適に移動したい人におすすめです。

1日ずらすだけで帰省費用が安くなる?
JRの特急料金は、繁忙期が高く、閑散期が安く設定されています。年末年始は当然のことながら繁忙期です。しかし、最繁忙期・繁忙期・閑散期・通常期の4シーズンに分けているJR東日本内・北海道新幹線・北陸新幹線を利用する場合、2022年12月28日~2023年1月6日は最繁忙期ですが、その直前の2022年12月26・27日や、年始直後の2023年1月10・11・12日は閑散期に設定されています。帰省のタイミングを分散することで混雑を緩和する目的で、安い料金が設定されています。休みを少しずらすことができる人は、是非活用したいところです。
詳細:JR東日本「きっぷあれこれ

年末年始は帰省や旅行の需要が高く、交通費が高めに設定されていますが、お得に移動できる割引サービスも数多く存在します。少しでも費用を抑えながら、賢く帰省したいものですね。

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