銀行の両替手数料を徹底比較! 無料で大量の小銭を両替する裏技とは?

両替手数料は金融機関によって異なります。窓口を利用する場合と、両替機を利用する場合を比較しても手数料に差がある場合が多く、枚数によっても料金が変わります。特に枚数が多くなるにつれ、手数料を高額に設定している金融機関が多いことから、銀行間で手数料がどのくらい違うのか、また、無料で両替できる裏技についても解説します。

両替手数料を比較! お得に両替ができる銀行はどこ?

まず、主要な金融機関の両替手数料の内容はどのようになっているのかについて、比較してみましょう。

三井住友銀行
三井住友銀行の両替手数料は以下のとおりです。

取り扱い枚数については、両替前の枚数と両替後の枚数のいずれか多い枚数が基準となります。
両替機で取り扱えるのは紙幣のみとなっており、三井住友銀行のキャッシュカードがあれば、1日10枚までは無料で両替可能です。10枚を超える両替は両替機専用カードが必要になります。

三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行でも窓口を利用する場合と両替機を利用する場合で手数料が異なります。

取り扱い枚数の算定基準は、両替前の枚数と両替後の枚数のいずれか多い方です。また、窓口利用の場合でも、通帳もしくはキャッシュカードの提示が必要です。
両替機での取り扱い枚数の算定基準は両替後の枚数です。

窓口そして両替機どちらを利用した場合でも、三菱UFJ銀行の口座を持っていれば原則として1日10枚までは無料で両替できます。

みずほ銀行
みずほ銀行の両替手数料は、以下のとおりです。

また、両替または払戻し時の金種指定について複数の注文を行った場合は、手数料が以下のとおり変更になります。

両替機利用カードの発行は、みずほ銀行に口座を持っている法人もしくは個人事業主に限られます。また、両替機での取り扱い枚数の算定基準は、両替後の枚数になります。

みずほ銀行に口座を思って持っていれば、キャッシュカードを利用することで10枚までは無料で両替できますが、それ以上の両替については両替機利用カードが必要です。

ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行では、もともと硬貨取扱料金や金種指定料金など、両替手数料の設定はありませんでしたが、2022年1月17日より新設され、話題になりました。新設された手数料の内容は以下のとおりです。

硬貨取扱料金および金種指定料金ともに50枚までは無料です。ただし、同時に複数の手続きを行なう場合は、硬貨の枚数や指定枚数が合算され、料金が判定されます。

りそな銀行
りそな銀行の窓口両替および金種指定による現金引き出しの手数料についても、2021年1月より値上げされました。

窓口利用そして両替機利用ともに、りそなグループ(りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行)のキャッシュカードもしくは預金通帳などを掲示した場合は、1日1回10枚までが無料になります。
※りそなは2022年10月にさらに手数料アップ、りそなグループの優遇措置も廃止されます。「両替手数料改定のおしらせ」

大量の小銭を無料で両替する裏技

ちょっとした買い物の際のおつりや、500円硬貨など小銭貯金を行っている人であれば、ある程度貯まってから両替しようと思うでしょう。しかし、せっかく貯めたお金を両替するために手数料がかかってしまうことに抵抗を感じる人も多いのではないでしょうか。ゆうちょ銀行では、これまで小銭を両替する際の手数料はかかりませんでしたが、2022年1月より50枚以上だと手数料がかかることになってしまいました。

しかし、小銭貯金など大量の小銭が貯まった場合に、無料で両替する方法も存在します。自分名義の口座に小銭を入金し、出金するという方法ですが、入金手数料(大量硬貨取扱手数料)や金種指定料金を1日50枚~300枚など一定数までは無料としている金融機関も多く存在します。上で紹介した主要な金融機関では、無料で取り扱える枚数制限を以下のとおりとしています。

三井住友銀行なら300枚までは手数料がかからないため、手数料がかからない時間帯に制限枚数までに分けて入金することで、無料で両替できます。口座を開設している金融機関の無料上限枚数を確認しておきましょう。

まとめ

両替手数料は金融機関によって異なります。さらに、両替手数料よりも入金手数料や金種指定料金の方が安い場合もあります。両替の際には、どの方法で両替手続きを行うとよいか、口座を開設している金融機関の手数料体系や無料で利用できる制限枚数を確認したうえで、効率的に両替を行うことが大切です。また、手数料や無料で利用できる制限枚数は今後も見直される可能性がありますので、金融機関からのお知らせを随時確認することも忘れないようにしておきましょう。

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