【本当に住みやすい街大賞2022 in関西】第4位 名谷:駅周辺の利便性を向上させる住環境の整備が本格化、子育て世代に愛される山の手タウン

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
今回は2022年8月に実施した「本当に住みやすい街大賞2022 in関西」にランクインした街について、それぞれどのような点が評価されているのか詳しく紹介します。

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2022 in関西」結果発表ページはこちら>>

※審査基準の詳細はこちら>>

名谷ってどんな街?

神戸市西部の丘陵地に造成された「須磨ニュータウン」のほぼ中央に位置する神戸市営地下鉄西神・山手線「名谷駅」(兵庫県神戸市須磨区)。駅徒歩圏内には買い物施設や行政機関などの生活利便施設が集結し、その周囲に公園や道路をバランス良く配置した街並みが暮らしやすさにつながっています。

現在、都市ブランドの向上と人口誘引につなげる「名谷活性化プラン」計画が進行中で、2024年度ごろを目標に、商業や行政、文化・子育て、住環境に関するさまざまな整備・拡充を行う計画です。名谷駅から神戸市営地下鉄を利用すれば、三宮エリア(神戸市)や梅田エリア(大阪市)への通勤・通学も可能。神戸市の中心部と比較して住宅価格が手頃なところも人気の理由です。

【発展性:3.74点】2024年度を目標に「多世代が住みやすい街」へリニューアル

2019年より神戸市では、都市ブランドの向上と人口誘引につなげるプロジェクト「リノベーション・神戸」を始動。バス路線が豊富で駅前に生活利便施設が集結している名谷駅は同プロジェクトの対象として選ばれ、子育て支援強化を柱とした「名谷活性化プラン」に基づく街のリノベーションが進められています。

具体的には、駅ビルや駅前ロータリー、「落合中央公園」のリノベーション、「名谷図書館」や保育施設の新設などを実施。また、段階的に500戸以上の住宅(賃貸住宅を含む)を供給する予定もあります。

【住環境:4.58点】商業施設と緑豊かなエリアが調和した落ち着きのある街並み

1975年に街びらきを行った名谷エリアの特徴は、生活動線がコンパクトに設計された街並みです。住宅や道路、公園や商業施設がバランス良く配置されており、それらが暮らしやすさにつながっています。 また、大型商業施設の「須磨パティオ専門店」や、行政機能を有する「神戸市須磨区役所北須磨支所」(2024年に現在地の隣に完成するビルへ移転予定)など、生活利便施設が駅前に集まっているところも魅力です。

駅から徒歩5分以内の場所には野鳥観察も楽しめる「落合中央公園」があり、隣駅の総合運動公園駅には、神戸市を代表するレクリエーション施設「神戸総合運動公園」があるなど、家族で楽しめる公園も充実しています。

プロ野球をはじめ多彩なスポーツ大会が催される「神戸総合運動公園」。子どもが遊べるスポットも豊富です

【交通の利便性:3.32点】三宮エリアや梅田エリアも通勤・通学圏内、高速道路も豊富で長距離移動に便利

名谷駅から神戸市中心部にある三宮駅までは神戸市営地下鉄直通約20分で、途中駅の板宿駅からは山陽電鉄本線に、新長田駅からはJR山陽本線に乗り換えができます。大阪市中心部の梅田方面にもJRを経由すれば50分ほどで行けるので、十分に通勤・通学圏内と言えるでしょう。

また、阪神高速道路北神戸線・神戸山手線や神戸淡路鳴門自動車道、第二神明道路の各有料道路が街を囲うように走っており、出入口も駅から車で10分圏内にあるため、兵庫県内や大阪府の都心部などへの移動もスムーズです。

【コストパフォーマンス:4.20点】神戸市の都心部や地下鉄沿線の街と比較すると割安感がある

神戸市営地下鉄西神・山手線の沿線で、名谷駅よりも開発時期が遅かった西神南駅や西神中央駅と土地の売買価格を比較した場合、名谷駅のほうが築年数の古い物件が多く、中古マンションは西神南駅や西神中央駅より割安で購入できます。相場としては3LDK新築マンションが3,000万円台となっており、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。また、神戸市中心部の三宮駅と比較すると土地相場は5分の1程度で、割安感はさらに大きくなります。神戸市内で移住を検討している人は、名谷駅を選択肢に入れてみてはいかがでしょう。

【教育・文化環境:3.86点】親子で充実した毎日が送れる場所を次々に増設

「名谷活性化プラン」では、文化・子育て環境などの充実も柱に掲げられています。2021年3月には、駅前の「大丸須磨店」4階に「名谷図書館」がオープン。子どもも大人も心地よく利用できるようにデザインされた空間で、読書が楽しめます。

また「落合中央公園」には新遊具や幼児コーナーを設置し、同園内の「北須磨文化センター」には学習室を導入しています。さらに、駅前の須磨パティオホールでは利用促進を目的に使用料金を減免するなど、子育てや教育のための環境を日々向上させています。

そのほか、駅から車で約5分の場所にある「神戸名谷ワークラボAOZORA」にも注目です。旧幼稚園舎を活用して2019年12月に開設された同施設は、公民連携による職住近接オフィスや地域活性化の場としての機能を担っています。働く場や地域交流の場を提供しており、子育てや介護などを抱える家庭にとっても利用しやすい施設です。

開業40年を超える百貨店「大丸須磨店」。4階には「名谷図書館」が入っています

【選定委員会による総括】「子育てに優しい環境づくり」を軸に発展を続ける神戸市のベッドタウン

街びらきから40年以上の時を経て、「名谷活性化プラン」でより良いまちづくりを目指す名谷エリア。利便性と住環境の良さに加え、子育てしやすく多彩な余暇を楽しめる街としても今後の発展が期待できます。神戸市や大阪市などの中心街への電車移動も好アクセスで、中・長距離の車移動に便利な高速道路網があるため、交通利便性が高い点も魅力です。神戸市内への移住や低コストでマイホームの購入を検討している人は、名谷も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞2022 in関西」結果発表ページはこちら>>

>本ランキングに関するメディア掲載・取材に関するお問い合わせはこちら

~こんな記事も読まれています~

この記事が気に入ったらシェア