【今すぐ実践】エアコンを正しく利用して毎日を快適に。冷房効率を高める方法を解説

暑さが厳しく感じられる今日この頃。連日の猛暑を乗り切るために、エアコンの利用は欠かせません。電力不足や電気代の高騰が続く中でも快適に安心して過ごすために、少しでも冷房効率を高めるには何をしたら良いのでしょうか。

「エアコンのフィルター掃除」と「室外機の状況チェック」で節電を

フィルター掃除と室外機周辺障害物の有無による消費電力の比較
出典:ダイキン「フィルター掃除と室外機周辺の片付けによるエアコンの節電効果を検証

エアコンを使用する前に、まずはエアコンのフィルターを掃除しておきましょう。ダイキンによると、エアコンのフィルターを掃除することで、約3年分のホコリが溜まっている場合と比べて消費電力量を48.9%削減、1ヶ月あたり800円程度電気代を抑えることができるとのこと。また、エアコンのフィルターが汚れていることに加え、室外機周辺に風通しを遮る障害物があった場合、フィルター掃除と障害物の撤去を行うと、消費電力量を105.1%削減、1ヶ月あたり1,720円程度電気代を抑えることができるそうです。エアコンのフィルターは2週間に1回程度掃除し、室外機の周辺には物を置かないように注意しましょう。

冷房運転時は風向きに注意し、設定温度よりも風量を調節

冷房運転時の風向きと風量
出典:パナソニック「エアコン節電状況に関する調査

パナソニックの調査によると、2022年の夏は異例の猛暑により、毎日のエアコン利用状況を表す「単日利用率」が6月30日時点で7割を超えたとのこと。暑い夏を乗り切る方法のひとつとして、エアコンの冷房効率を上げる方法を解説しています。
冷たい空気は低い場所に溜まる性質があることため、エアコンと扇風機やサーキュレーターを併用し、冷気のムラをなくすこと、室内を冷やすために使う電力よりも風量を上げるほうが使用量は少なくて済むことから、設定温度を下げるよりも風量を上げることが節電に繋がるとのこと。冷房を1度上げ、風量を上げるだけで、年間約1,200円以上節約できるとしています。

上記以外にも、窓やドアは閉めて冷気を逃がさないようにすること、部屋に直射日光が入らないようにすることも大切です。直射日光が入るのを防ぐには、カーテンやブラインドの設置や、窓に断熱フィルムを貼るといった方法もあります。冷房効率を高めることで、快適な夏を過ごしてくださいね。

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