「生活を安定させたい」「老後資金を貯めたい」といった経済面の理由はもちろん、スキルアップや人脈を広げる目的などさまざまな理由から、副業や兼業に興味がある人は多いでしょう。しかし、勤務先の就業規則で副業が禁止の企業も未だ少なくありません。どの程度の会社員が副業や兼業を行い、いくらくらいの収入を得ているのでしょうか。
2割以上の会社員が副業・兼業を実施
Job総研を運営する株式会社ライボが、20~50代の会社員を対象として「2022年 副業・兼業に関する実態調査」を実施。現在、副業・兼業をしているか質問をしたところ、21.6%の人が「副業・兼業をしている」と回答する結果に。中でも50代は26.7%と、4人に1人以上が本業以外の仕事をしていることが明らかになりました。
また、現在副業・兼業を行っている人に始めたタイミングを聞くと、45.5%の人が「コロナ禍の後」と回答。コロナ禍に入った2020年以降、副業・兼業を行う人は年々増加しています。
副業・兼業で得ている収入の中央値は100万円
副業・兼業をしている人は、どの程度の収入を得ているのでしょうか。調査結果によると、副業・兼業のみで得ている年収の平均は192.6万円、中央値は100万円で、回答者の最高額は1,655万円、最低額は1万円と大きな開きがありました。また、本業と合算した年収の平均は751.4万円、中央値は650万円でした。
コロナ禍の生活を経て多くの人の働き方が変化し、企業も柔軟な対応が求められるようになりました。副業・兼業に興味がある人は、今回の調査結果を参考に、今後の働き方を考えてみてはいかがでしょうか。