楽しみな夏休みの旅行費用の平均はいくら? 旅行以外のお出かけスポットも紹介

昨年、一昨年はコロナ禍にあって、夏休みを存分に楽しむことができなかった分、今年は少し奮発して旅行の予定を立てている人もいるでしょう。一方で、まだまだ油断はできないので近場で楽しみたいと考えている人も少なくなさそうです。

本記事では今年の夏休みの旅行にかかる費用の平均額や、旅行以外で安く楽しめるお出かけスポット情報を紹介します。

夏休みの定番・旅行の平均費用

夏休みといえば、故郷への帰省や国内外への家族旅行など、旅行に出かけるイメージがあります。コロナ禍でなかなか楽しめなかった旅行も、今年はようやく実現できそうです。

今年の夏休みの旅行の平均費用はどのくらいなのでしょうか。夏休みの旅行をめぐる状況について紹介します。

国内旅行を予定している人は7,000万人

今年は「旅行に行く」と多くの人が回答

JTBが発表した「2022年夏休みの旅行動向」によると、7月15日~8月31日の間に国内旅行を予定している人は推計で7,000万人とのことです。前年比では175%、2019年比で見ると96.7%となりました。また、全国15~79歳の男女を対象にインターネットで実施したアンケートによると、夏休みの旅行に「行く」「たぶん行く」と回答した人は36.1%に上り、前年に比べて14.7ポイントの増加となりました。コロナ禍前の水準に回復しつつあるといえるでしょう。

性年代別で見ると、男女とも若い年代が旅行の意向が高い傾向にあり、29歳以下の若い年代では過半数を占めています。また、アンケートから旅行日数を増やし、遠方への旅行を希望する傾向も高まっていることがうかがえました。

さらに、同行者については、「夫婦のみ」「子どもづれ(中学生まで)の家族旅行」「ひとり」が減少し、「家族と友人・知人」「友人・知人・パートナー」が増加。昨年は人数を絞っての旅行だったものの、今年は同行者が増える傾向にあります。ようやく旅行ができるようになったので、日数や行き先、人数に縛られることなく楽しみたいと考える人が多いようです。

旅行費用の平均は3万5,500円
旅行マインドが高まるなか、気になるのは旅行費用です。ガソリン代をはじめ、さまざまな価格が上昇していますが、旅行費用はどうなのでしょうか。

JTBの試算によると、一人あたりの旅行平均費用は3万5,500円で、対前年比107.6%です。2019年と比べると97.3%になり、費用面でもコロナ禍前に近づいていることがうかがえます。アンケート結果では、「1万円~2万円未満」との回答が最も多かったものの、3万円から30万円までの項目が軒並み前年より増加しました。

出典:ITmedia ビジネスONLiNE 「夏休みの旅行、約4割が「行く」 旅行先として人気の地域は?」

海外旅行に行く人は?
夏休みに国内旅行を予定している人はコロナ禍前の水準に近づいている一方で、海外旅行の状況はどうでしょうか。

令和トラベルの調査によると、海外旅行に「行く予定がある」と回答した人は18.2%でした。新型コロナの関係で、ワクチン接種証明書や帰国時のPCR検査と陰性証明の提出が義務づけられるなど、まだまだ手間がかかる海外旅行ですが、一定数の前向きな回答が見られます。ただし、2019年比では15%程度の回復にとどまっています。

旅行費用については、「10万円未満」が34.9%、「10万~20万円未満」が33.5%、「20万~30万円未満」が16.7%、「30万円以上」が14.8%という結果になりました。燃油サーチャージの値上げ、ロシアのウクライナ侵攻、円安などの影響もあり、遠方は避けて近距離で行ける国が旅行先に選ばれたと考えられます。

出典:マイナビニュース 「この夏、海外旅行に行く予定がある人」は何割?

旅行だけじゃない夏休みのお出かけスポット

夏休みのお出かけは旅行だけに限りません。夏休みの特別企画イベントや、普段は行けないレジャー施設など、日帰りで楽しめるスポットはたくさんあります。ここからは、夏休みに行きたい話題のスポットを紹介します。

子どもに絶大な人気・プール

昔からプールは子どもに大人気

お出かけ情報サイト「いこーよ」の「お出かけ・旅行の動向を徹底調査」によると、夏休みにファミリーでお出かけしたい場所は、旅行に次いでプールという結果が出ました。夏のレジャーの定番ともいえるプールは、涼むことができるうえに、比較的気軽に行きやすいスポットです。

プールだけでも十分楽しめますが、プールのほかに温泉やキャンプ場などが併設された大型レジャー施設もあり、宿泊できる施設も増えています。

諸事情により泊まりがけの旅行はできなくても、日帰りなら週末などを利用すれば可能という人もいるでしょう。以下に、家族でのお出かけにおすすめの人気のレジャー施設を紹介します。
※各施設の料金は、2022年7月時点のものです。変更になる場合がございますので、最新の料金については必ず公式サイトをご確認ください。

ニューサンピア埼玉おごせ
【プール料金】
大人 1,200円(税込)
小人 600円(税込)

【日帰り天然温泉入浴料】
大人(中学生以上)平日600円(税込)17時以降、500円(税込)
土日祝700円(税込)
小人(4歳〜小学生)全日300円(税込)
4歳未満無料

【オートキャンプ場】3,850~7,850円(税込)

Webサイト:「ニューサンピア埼玉おごせ」

ブラジリアンパーク 鷲羽山ハイランド スパイラルスライダープール
【入園+フリーパス料金】
大人(中学生~) 3,800円(税込)
小人(小学生~) 3,200円(税込)
幼児(3歳~) 2,500円(税込)
シニア(55歳~) 2,500円(税込)

【トワイライトパス】
2,500円(税込)(閉園時間が18時以降まである営業日に、15時からの「入園+フリーパス」の料金)

Webサイト:「ブラジリアンパーク 鷲羽山ハイランド スパイラルスライダープール」

小学生までならプレイランド
子どもが小学生までであれば、いろいろな遊びが体験できるプレイランドもおすすめです。屋内施設なので天気に左右されることもありませんし、遊具は小さい子どもがなめても害のない素材で作られているなど、安全面での配慮も行き届いています。

プレイランドは、五感を刺激するさまざまなアトラクションが魅力です。遊具を使ったり、ほかの子どもやスタッフとコミュニケーションを取ったりしながら、自宅や近所の公園ではなかなかできないような遊びが体験できます。子どもと一緒にアトラクションを楽しみながら、童心に帰ってみるのもよいでしょう。

屋内・冒険の島 ドコドコ
【平日1日フリー】
子ども(6ヶ月~12歳) 1,980円(税込)
大人(20歳以上) 715円(税込)

Webサイト:「屋内・冒険の島 ドコドコ」

キドキド
【1DAYパス】(あそびのせかいグランフロント大阪店の例)
子ども(6ヶ月~12歳) 平日1,500円 休日2,000円(税込)
大人 600円(税込)

【時間制料金】
子ども(6ヶ月~12歳) 最初の30分 平日700円 休日800円
延長10分ごと200円(税込)
大人 600円(税込)大人は延長料金なし

Webサイト:「キドキド」

夏休みの新定番? 恐竜展

夏休みに各地で開催される恐竜展

今や恐竜展は、夏休みの定番イベントになっています。夏休みに合わせて全国各地でさまざまな恐竜展が開催されるので、毎年楽しみにしている恐竜ファンもいるでしょう。恐竜展は、化石や骨格レプリカ、資料などの展示のほか、最新技術を駆使したリアルな恐竜ショーや、迫力あるインタラクティブ映像などが見られるものもあり、子どもだけでなく大人も十分に楽しめる内容です。

それぞれの恐竜展ごとに展示内容が異なり、さまざまな切り口で恐竜を掘り下げているので、いくつか回って見比べてみるのもよいでしょう。

恐竜パーク
【チケット料金】全席指定3,300円(税込)全国30ヶ所で順次開催、上演時間60分

Webサイト:「恐竜パーク」

ジュラシック大恐竜展2022 in ときメッセ
【前売り券】
子ども(3歳以上小学生以下) 700円(税込)
子ども(2歳以下) 無料
大人(中学生以上) 1,600円(税込)

【当日券】
子ども(3歳以上小学生以下) 1,000円(税込)
子ども(2歳以下) 無料
大人(中学生以上) 1,900円(税込)
Webサイト:「ジュラシック大恐竜展2022 in ときメッセ」

まとめ

旅行どころか日帰りのお出かけすらはばかられた昨年と一昨年。その反動もあってか、今年の夏休みは多くの人が出かけるのを楽しみにしています。夏休みの過ごし方に関するアンケート結果からも、コロナ禍からの回復過程にあることがうかがえます。宿泊をともなう旅行や、日帰りのお出かけスポットなどで久々に夏を満喫してみてはいかがでしょうか。

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