山梨が移住先として人気の理由は? 豊かな自然や充実した支援制度が魅力!

山梨県は、関東地方と山梨県を合わせた首都圏に含まれる地域であり、移住先として人気があります。今回は、山梨県がどのような県なのか、移住先として人気の理由、山梨県の魅力などを紹介します。また、山梨県への移住を希望する人に向けた公的な支援制度についても紹介しますので、地方移住を検討している人はぜひ参考にしてください。

山梨県は2021年移住希望地域ランキング3位!

「認定NPO法人ふるさと回帰支援センター」が実施したアンケート結果によると、山梨県は2021年移住希望地域ランキングで3位となっています。

アンケートは、本気で移住を考えている人の声を反映した結果です。2013年~2020年のアンケートでも山梨県は常に上位にランクインしているので、安定して人気があることがわかります。

出典:2021年の移住相談の傾向、移住希望地ランキング公開|認定NPO法人ふるさと回帰支援センター

山梨県への移住が人気の理由とは?

山梨県への移住を希望する人は、どんな点に魅力を感じているのでしょうか。ここでは、山梨県の風土や、人気の理由を紹介します。

山梨県ってどんなところ?
山梨県は、本州の中央に位置する中部地方の東部に位置する県です。中部地方の長野県と静岡県、関東地方の東京都、埼玉県、神奈川県に隣接しています。

総面積は約4,465km平方メートルで大部分が山に囲まれ、県土の約78%を森林が占めています。静岡県との県境にある世界文化遺産の富士山、日本で2番目に高い北岳や南アルプスの眺望も見事です。

2022年2月1日時点での総人口は80万3,297人となっています。県庁所在地の甲府市をはじめ、県内には27の市町村があり、中北地域、峡南地域、峡東地域、富士・東部地域の4つのエリアに分かれています。

山梨県が移住先として人気の理由
山梨県は中央自動車道やJR中央本線などの交通網が整備されているため、都心までのアクセスがよい場所にあります。2027年にはリニア中央新幹線の駅が開業予定で、東京までのアクセスは約25分となります。

広大な面積の国立公園を含む自然公園が、県土の約3割を占める自然の豊かさも魅力です。山梨県内の気候は、山に囲まれた地域は山岳気候、その他のほとんどの地域が内陸気候です。特に盆地では降水量が少なく日照時間も長い、風も弱い特性があり、生活しやすいエリアといえます。

名水が豊富な土地ならではの農産物のおいしさには定評があり、新鮮でおいしい野菜や果物が味わえます。土地の価格が安く、分譲や賃貸不動産の相場が安いことは大きなアドバンテージとなるでしょう。子育て世帯にとっては、山梨県が力を入れている手厚い子育て支援制度も見逃せません。

山梨県への移住を希望するなら支援制度を活用しよう!

移住を希望する場合は、国や地方自治体が実施する支援が利用できるか、調べてみることをおすすめします。以下に、公的な支援制度について解説します。

国の移住支援金制度
移住支援金制度とは、国が地方創生の施策として行っている支援制度のことです。

移住支援金制度では、都市圏から地方への移住者に対して、最大100万円(単身の場合は最大60万円)、起業支援金として最大200万円が支給されます。ただし、移住支援金を受けるには、様々な要件を満たす必要があります。

また、移住支援金を受け取った後は、5年以上の定住などの条件があり、定められた期間内に要件を満たさなかった場合は支援金を返還しなければなりません。

出典:地方創生|内閣府地方創生推進事務局

県や市町村の移住支援
山梨県では、山梨への移住希望者に向けた相談窓口を東京・大阪・山梨の3箇所に設置して、専門の相談員が移住したい人のサポートを行っています。

・やまなし暮らし支援センター
・ふるさと山梨定住機構
・山梨県大阪事務所

そのほか、山梨県内の市町村でも移住希望者への積極的な支援を行い、移住を歓迎しています。たとえば、以下のような支援制度があります。

・甲府市:オンライン移住相談、空き家改修助成金制度、市営住宅子育て世帯等応援家賃助成制度
など
・山梨市:山梨市移住定住ポータルサイト「山梨市 移住計画」の開設、お試しサテライトオフィス、健やか育児支援祝金など
・都留市:オンライン移住相談、空き家バンク制度、すこやか子育て医療費助成金支給制度など
・中央市:中央市若者世帯定住奨励金、中央市空き家バンク物件リフォーム等補助金、子ども医療費助成金など

※2022年4月時点の情報なので、詳しくは各自治体のホームページでご確認ください。

山梨へ移住したらどんな暮らしができる?

移住に際して多くの人が気になるのは仕事や住まいでしょう。子育て世帯なら保育環境も気になるところです。山梨へ移住するとどのような暮らしができるのか解説します。

仕事
収入源となる仕事は、多くの移住者の関心事です。山梨県では、地元企業への就職や就農、起業などの支援やマッチングを行っています。専門の相談員やキャリアコーディネーターによる親身なサポートが受けられ、地元産業へ貢献する働き方ができるでしょう。

山梨県なら東京圏からの交通アクセスもよいため、今の企業に所属しながら、あるいはリモートワーク可能な企業に就職して、テレワークやサテライトオフィスなどで働く方法もあります。また、個人事業主など在宅で仕事をしていた人なら、移住を機に起業も実現可能です。

子育て
山梨県では、地の利を生かした自然保育導入推進事業を展開しています。また、保育・幼児教育関係者のための手引書の作成、保育所等へのアドバイザーの派遣などを行い自然保育に力を入れているため、日常的に豊かな自然のなかで子育てが可能です。

また、3~5歳児クラスの保育料無料化に加え、第2子以降は所定の要件を満たす世帯は、0歳から小学校入学前まで一貫して保育料無料です。また、共働きの子育て世帯でも安心して働けるよう、子どもの急な発熱や病気に対応できる病児保育施設が、山梨県全ての市町村で利用できるなど、子育て支援が充実しています。

住まい
山梨県内の賃貸物件は、単身者向けワンルーム・1K・1DKの家賃相場が4万円台前半となっています。東京23区内の単身者向けの家賃相場は6~9万円台のところが多いため、移住すれば家賃が安く抑えられます。

新築戸建てにしても、東京都内の物件と比較するとかなり安くマイホームが購入可能です。3LDKの所有権付き新築戸建ての一例を挙げると、2022年4月時点では山梨県甲府市では建物面積28.05坪の物件が1,980万円から売りに出されています。一方、東京都世田谷区では最安の物件が、建物面積16.81坪で4,980万円となっています。

また、山梨県の各市町村にある空き家バンクは、格安で空き家を購入したり借りたりできる制度です。古民家を安く買って思い通りにリノベーションして住むなど、田舎暮らしの夢が広がりますね。

出典:賃貸住宅[賃貸マンション・アパート]のお部屋探し情報|SUUMO

出典:新築一戸建ての購入情報探しならSUUMO(スーモ)新築一戸建て|SUUMO

まとめ

山梨県は移住先としてここ数年継続して人気のある地域です。首都圏からの交通アクセスがよいことに加え、豊かな自然と、県の移住支援制度や自治体の手厚いサポートも人気の要因でしょう。

仕事や子育てに対する支援も充実しています。山梨県なら住居費を安く抑えられますので、住宅ローンの早期返済や浮いたお金を貯蓄に回すことも可能です。また、高い家賃を払わなくてすむので、職業の選択肢も増えるでしょう。

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(最終更新日:2022.07.21)
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