会社勤めをしている人は、給与を得るために日々仕事をしていることと思います。昇給は誰しもが望むところで、給与アップに直結する「昇進」を目指している人も多いでしょう。「課長」や「部長」といった役職に就くとどのくらいの賃金を得ることができるのでしょうか。
昇進をするごとに、10万円程度賃金が上昇する傾向
厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」をもとに役職別の賃金をみると、男性は部長級が60万1,700円、課長級が49万9,000円、係長級が38万1,700円。女性は部長級が52万500円、課長級が44万3,100円、係長級が33万7,300円となっています。役職が上がるごとに概ね10万円前後、賃金が上がっていることが分かります。
ちなみにここでいう「賃金」は、6月分として支給された現金給与額のうち、時間外勤務手当や深夜勤務手当、休日出勤手当、宿日直手当、交替手当といった超過労働給与額を差し引いた額、つまり残業代は含んでいない、所得税などを控除する前の金額です。
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課長は40~50代、部長は50代以降に就く人が多い
昇進と昇給は切っても切り離せない関係ですが、どの程度の人が、何歳くらいで昇進をしているのでしょうか。労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2021」によると、学歴を問わず、50代以降になると部長になっている人の割合が高くなっています。また、課長になった人の割合は、40~50代の割合が高く、特に40代後半から50代前半は大学卒・大学院卒ともに20%を超えています。
働き盛りの40~50代でも課長や部長の役職に就いている人は2割程度。昇進のハードルは決して低くはありませんが、賃金が大きく増えることをモチベーションに、上を目指して働きたいものですね。
(最終更新日:2024.05.13)