「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
今回は2022年3月に実施した「本当に住みやすい街大賞2022 in北陸」にランクインした街について、それぞれどのような点が評価されているのか詳しく紹介します。
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小針ってどんな街?
新潟県新潟市西区に位置するJR越後線「小針駅」。日本海を望み夏は海水浴を楽しめる環境でありながら、新潟駅までJR越後線で約15分と通勤・通学もスムーズです。新潟駅からは上越新幹線も利用でき、東京方面へもアクセスしやすいので、出張の多い人や旅行好きの人にもぴったり。周辺には複数の病院や商業施設もあり、生活環境の高さが魅力の街です。
【発展性:4.50点】新潟市の合併をきっかけに人口が増加
1954年に新潟市と現在の小針地区を含む坂井輪村が合併したことをきっかけに、団地の造成や住宅建設が始まり、人口が増えていった街です。交通網の整備は1989年以降に進み、新潟西バイパス「黒埼IC」から「曽和IC」間が開通し、車での移動利便性が向上しました。現在、駅から車で約10分の場所には「小新流通東土地区画整理事業」が計画されています。企業誘致による商工業の発展と人口増加が見込まれ、周辺エリアの雇用増加や地域活性化が期待されます。
【住環境:4.68点】医療・商業施設が近隣に集積
駅周辺は砂丘地高台で水はけがよく、また小針駅が位置する新潟市は北陸の他の主要都市と比べて積雪量が少ないため、冬でも比較的過ごしやすいエリアです。
周辺には大型の病院が複数立地し、「新潟県厚生農業共同組合連合会 新潟医療センター」「済生会新潟病院」「国立病院機構 西新潟中央病院」が駅から車で約10分圏内と通院がしやすい環境です。
買い物には「イオン新潟西店」や「アピタ新潟西店」が駅から車で約10分と、日常の買い物や休日のお出かけ先としても気軽に利用でき、生活利便性は高いと言えます。
【交通の利便性:4.68点】新潟駅までのアクセスに優れた駅
JR越後線で新潟駅まで約15分と新潟市中心部までのアクセスに優れた立地です。通勤、通学や買い物などの移動がしやすいだけでなく、新潟駅には上越新幹線が発着するため、東京方面への長距離移動の際も便利です。
駅から南東方面に約10分車を走らせると、北陸自動車道「新潟西IC」や新潟バイパス「黒崎IC」へ接続するため、燕市や村上市、長岡市方面への車移動もしやすいのもポイント。車以外の移動手段としては、寺尾駅や新潟医療センターなど駅周辺を循環する区バス坂井輪ルート(Qバス)があり、近隣へのアクセスも良好です。新潟市では新たなバス交通システム「BRT(Bus Rapid Transit)」を導入しています。小針周辺でも「イオン新潟青山店」などを乗り換え拠点とし、マイカーに依存しなくても移動しやすい交通環境の実現に取り組んでいます。
【コストパフォーマンス:4.65点】同じ沿線の中でもコストパフォーマンスは高め
新潟市中心部へのアクセス性が高いものの、地価は抑えられているためマイホームも購入しやすいのが特徴です。建物面積約100平方メートルの新築戸建てが2,000万円台前半で購入可能で、同じJR越後線の関屋駅や白山駅周辺より地価が安いため、広くて価格の低い物件が見つかる可能性があります。周辺環境の充実度や新潟市中心部へ出やすい立地であることからも、コストパフォーマンスの高いエリアだと言えるでしょう。
【教育・文化環境:4.33点】駅前の学習環境がよく自然も近いファミリーにうれしいエリア
駅から徒歩約15分の場所には県内最多レベルの生徒数を誇る「新潟市立小針中学校」が位置し、ファミリー世帯が多く住んでいる地域です。駅周辺には複数の学習塾があり、学校外での学習環境も整っています。
駅の西側には日本海が広がり、車で約5分の場所に夏季は海水浴場となる青山海岸海水浴場があるなど、身近に自然を感じながら子育てができる点も魅力。美しい夕日が見られる青山海岸の特設ステージでは、毎年8月に「日本海夕日コンサート」が開催され、有名アーティストによる演奏のほか、小学生によるコーラスや詩の発表なども行われており、地域の一大イベントとして子どもから大人まで親しまれています。
【選定委員会による総括】落ち着いた住環境で幅広い世代に人気の街
新潟市の中心部に近く、買い物や交通の利便性の高さを備えつつ、落ち着いた住宅街が広がる小針。新潟県内では積雪が少ないエリアで冬でも比較的過ごしやすく、夏は海水浴が楽しめるなど、身近に四季を感じられる環境です。
新潟駅までJR越後線で約15分、車では北陸自動車道や新潟バイパスへも接続しやすいとあって、通勤・通学だけでなく旅行の際の移動手段を選べる点も魅力。新潟市中心部への移住を検討している人は、ぜひ小針も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。