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できるだけ光熱費を抑えたい一人暮らしでも、寒い日は暖かく過ごしたいもの。そんなとき、効率的に部屋を暖められる暖房器具は、どのような基準で選ぶべきなのだろうか。
ここでは、一人暮らしにおすすめの暖房器具や、目的に合わせてどのような暖房器具を選ぶべきかについて見ていこう。
暖房器具の選び方
まずは、暖房器具の選び方について、「コストパフォーマンス」と「部屋の広さ」の2つのポイントに分けて見ていこう。
コストパフォーマンスから考える
コストに関しては、暖房器具そのものの価格はもちろん、電気代や灯油代といったランニングコストも考慮して選ぶことが大切。1ヵ月間毎日使用した場合の、だいたいのランニングコストをシミュレーションしてみてもいいだろう。
また、コストをなるべく抑えたいのであれば、「部屋全体を暖めたい」のか、「部分的に暖めたい」のかなど、シーンに合わせて暖房器具を選ぶことで、無駄なコストを省くことにつながる。
部屋の広さに合う暖かさを維持できるか
暖房器具を使う部屋の広さに合った暖房を選ぶことも重要。
一般的に、暖房器具にはどのくらいの広さの部屋を十分に暖められるかが表記されているので、購入の際は自分の部屋の広さと照らし合わせて、必ず確認しておこう。
一人暮らしにおすすめの暖房器具5選
ここからは、一人暮らしにおすすめの5つの暖房器具を紹介していく。
それぞれの特徴とメリット、使用時の注意点を踏まえて、参考にしてみてはいかがだろうか。
エアコン
多くの賃貸物件に備え付けられているエアコンは、冷房機能もついており、購入の必要がなければほかの暖房器具よりも初期費用を大幅に抑えることができる。温度調節機能があるため、室内を一定の暖かさで保てるというメリットも。
ただし、エアコンは空気が乾燥しやすいため、冬場は加湿器と合わせて使用したいところ。消費電力も高いため、電気代には注意して使いたい。
購入する場合は省エネ機能搭載のモデルにすることで、ランニングコストを抑えられるだろう。
カーボンヒーター
電気で発熱させるカーボンヒーターは即暖性が高く、軽量なため、部屋のどこでも使いやすい。石油ファンヒーターなどとは違い、電気だけで使えるため、きれいな空気を保てるのもうれしいポイントだ。
カーボンヒーターと似ているハロゲンヒーターと比較すると、カーボンヒーターのほうがおよそ2倍の熱量があるため、ヒーターの近くにいなくても暖かく過ごすことができるだろう。
オイルヒーター
油を温めて生じる放熱で部屋を暖めるオイルヒーター。風を出さないため、ほこりが舞ったり、乾燥したりしないというのが特徴だ。
また、本体もそこまで熱くならないため、やけどの心配もなく安全性が高い。
ただし、ほかの暖房と比べると部屋全体が暖まるまで時間がかかるというデメリットも。電源を長時間つけておく必要があるため、必然的に電気代も高くつきやすい。
こたつ
暖かいのは中だけではあるものの、保温性が高く、入っていれば十分暖まるこたつも人気。冬以外は布団を外してテーブルとしても使えるため、実用的な器具でもある。
本体価格が安めで、電気代のコストパフォーマンスも優秀だ。
注意したいのは、心地いいあまりに、こたつに入ったまま寝てしまいやすいということ。脱水症状や低温やけどの原因にもなるため、使用時は十分に注意したい。
ホットカーペット
床に敷いて使うホットカーペットは、床冷えがきびしい物件におすすめの暖房器具。ホットカーペットそのものには大きな暖房効果はないものの、床冷えを防ぎつつ、ほかの暖房と併用することで、効率的に部屋を暖められるだろう。
高温のホットカーペットに長時間ふれていると、低温やけどを負う可能性があるため、こたつと同様にうたた寝などには要注意。
5つの目的別・暖房器具の選び方
ここからは、暖房に関する5つの目的別に、それぞれぴったりの暖房器具は何なのかを見ていこう。
冷え性なら…ガスファンヒーター
ガスファンヒーターは、電源を入れてから点火までが早く、すぐに温風で体を温めることができるだろう。電気ファンヒーターと比べても、ガスを使っている分パワーもあるため、部屋全体が暖まる。
乾燥を予防するなら…オイルヒーター
乾燥を防ぎたい場合、温風を出さないオイルヒーターがおすすめ。ほかの暖房器具よりも室内が乾燥しにくく、ほこりも出ないため、加湿器や空気清浄機がなくてもさほど困らないはずだ。
安全面を重視するなら…エアコン
火事ややけどのリスクが圧倒的に低い暖房器具がエアコン。長時間つけたままでも事故の原因にはなりにくく、安全性はかなり高いといえる。
即暖性を求めるなら…カーボンヒーター
暖められる範囲は狭いものの、即暖性が高いのがカーボンヒーターだ。電気ストーブの一種であるため、一酸化炭素中毒のリスクがない点も魅力。
一部だけ暖めたいなら…パネルヒーター
パネルヒーターは、足元や脱衣所、トイレなど、狭い範囲をピンポイントで暖めたい場合に◎。パネル型の暖房器具で、近年は電気で熱する「遠赤外線タイプ」が主流となっている。
自分にぴったりの暖房を選んで冬を快適に過ごそう
ここ数年でも、暖房器具はさまざまなタイプが登場しており、特性やメリット・デメリットも多岐にわたる。
物件にあらかじめ設置されているエアコンだけでは物足りない、またはエアコンの電気代を抑えたいという人は、目的に応じて自分の部屋にぴったりの暖房器具を探してみてはいかがだろうか。
※この記事はREISM株式会社が運営するREISM Styleの記事を一部編集、転載しています。