働く女性の貯蓄は「600万円以上」が最多! コロナ禍2年目に3人に1人の収入が変化

コロナ禍に入って約2年が経った現在、リモートワークを導入する企業が増え、通勤せずに家で仕事をする光景は珍しくなくなりました。働き方やライフスタイルが変化したなかで、収入や貯蓄、お金の使い方はどのように変化したのでしょうか。

約4割がリモートワークを実施。通勤時間削減で始めた新習慣とは?

eBay Japan合同会社が「コロナ禍2年目の働く女性の実態調査」を実施。リモートワークを実施しているか質問をしたところ、「リモートワークをしている」という人は39.6%という結果になりました。

出典:eBay Japan合同会社「コロナ禍2年目の働く女性の実態調査」

そこで、現在リモートワークをしている人を対象に、通勤がなくなった朝の時間の使い方について質問をしたところ、約7割が新たな習慣を取り入れたことが判明。「寝る時間を増やした」が最も多く、22.2%という結果に。その他「ヨガやランニングなどの運動」が19.2%、「掃除や洗濯など家事」が17.7%とアクティブに活動する人が多く、「趣味に没頭する」が17.2%と、自分のための時間に充てている人もいました。

出典:eBay Japan合同会社「コロナ禍2年目の働く女性の実態調査」

コロナ禍1年目と2年目を比較し、3人に1人の収入が変化

コロナ禍の生活が長期化していますが、コロナ禍1年目と2年目を比べて収入は変化したのでしょうか。質問をすると、約3人に1人が「収入に変化があった」と回答。「減った」が7.2%、「どちらかというと減った」が14%と、約2割の人の収入が減っていることが分かりました。具体的な年収を調査したところ、コロナ禍1年目は平均309万3,490円だったのに対し、コロナ禍2年目は平均293万9,560円という結果に。若干ではありますが、コロナ禍2年目となり、年収が下がっていることが明らかになりました。

出典:eBay Japan合同会社「コロナ禍2年目の働く女性の実態調査」

コロナ禍1年目と2年目を比較した貯蓄の変化も調査をしたところ、約半数の人の貯蓄に変化があったことが判明。貯蓄が「増えた」人が8.8%、「どちらかというと増えた」人が21.4%と、約3割の人の貯蓄が増加した一方、貯蓄が減った人は約2割で、増加した人の方が多い結果となりました。

出典:eBay Japan合同会社「コロナ禍2年目の働く女性の実態調査」

現在の貯蓄額は、「600万円以上」が20.6%で最多に。一方、次に多い回答は「10万円以上100万円未満」で17.6%、さらに「貯蓄はない」と回答した人も11.2%と1割を超え、貯蓄額に差がある実態が明らかになりました。

出典:eBay Japan合同会社「コロナ禍2年目の働く女性の実態調査」

貯蓄が増えた人がいる一方、減った人も一定数いることが分かりましたが、コロナ禍におけるお金の使い道に変化はあったのでしょうか。増えた支出は「食費(自炊)」が最多で57%、次いで「水道光熱費」が44.2%、減った支出は「旅行」が最多で59.9%、差がなく「外食費」が59.5%で、おうち時間の増加がお金の使い方に大きく影響していると考えられます。

出典:eBay Japan合同会社「コロナ禍2年目の働く女性の実態調査」
出典:eBay Japan合同会社「コロナ禍2年目の働く女性の実態調査」

約8割の女性が節約している一方、4割以上が「コロナ浪費」の経験あり

コロナ禍の収入や貯蓄の状況に続き、現在の節約事情についても調査をしたところ、約8割の人が「節約している」と回答しました。

出典:eBay Japan合同会社「コロナ禍2年目の働く女性の実態調査」

具体的な節約術としては、無駄な出費の削減を意識している人の声が多く挙がりました。

・使わない電気は消す(東京都・25歳)
・食材は夕方安くなってから買い物に行って買うようにしている。クーポンを利用するようにしている(三重県・31歳)
・ネットバンキングなどを利用して手数料がかからないよう気を配っている(兵庫県・35歳)

また、ポイ活に取り組んでいる人も見られました。

・できるだけポイントが貯まる日に買い物をする(長野県・32歳)
・キャッシュレスにしてポイントを貯める(東京都・30歳)

その一方で、4割以上が「コロナ浪費」の経験があることも明らかになりました。ストレスが溜まりやすい昨今は、日々の節約を意識しつつも、ついお金をたくさん使ってしまった、という経験がある人は多そうです。

出典:eBay Japan合同会社「コロナ禍2年目の働く女性の実態調査」

コロナ禍の生活では、買い物時の接触を避けるためにネットショッピングの利用機会が増えたと考えられます。そこで、コロナ禍1年目と2年目の利用状況について聞いたところ、約半数の人が「利用頻度が増えた」と回答。新しい生活スタイルが定着するにつれて、ネットショッピングはもはや「定番の買い物方法」として、生活に根付いてきていると言えそうです。

出典:eBay Japan合同会社「コロナ禍2年目の働く女性の実態調査」

まとめ

今回の調査結果では、コロナ禍の生活を2年近く経験し、収入や貯蓄額に加え、お金の使い方も変化がみられることが明らかになりました。コロナ禍の生活はもうしばらく続きそうですが、「お金が貯まらない」という人は、コロナ浪費の見直しからはじめてみてはいかがでしょうか。

【調査概要】
「コロナ禍2年目の働く女性の実態調査」
調査対象:全国の、20代~30代の女性500名
調査方法:インターネット調査
実施期間:2021年10月7日~10月11日
実施機関:eBay Japan合同会社

ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:eBay Japan合同会社

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