【本当に住みやすい街大賞2021 in 広島】第9位 海田市:快適な暮らしが実現、都市部と自然が共存するファミリータウン

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
今回は2021年9月に実施した「本当に住みやすい街大賞2021 in 広島」にランクインした街について、それぞれどのような点が評価されているのか詳しく紹介します。

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海田市ってどんな街?

JR山陽本線・呉線の2路線が通り、広島市内までアクセスしやすい「海田市(かいたいち)駅」。駅周辺は土地区画整理事業により美しい街並みが広がる一方、魚や昆虫観察のできる「瀬野川」や登山ルートの整備されている「日浦山」といった自然を身近に感じられるスポットもあるなど、バランスの取れた街です。
また、駅が位置する海田町(かいたちょう)は子育て支援制度が充実していて、出生率は県内でもトップクラスを誇ります。生活利便性が高いことや子育て世代をサポートする自治体の取り組みが充実していることから、ファミリーで暮らしやすい街です。

【発展性:3.67点】線路の立体化によって街の回遊性や安全性向上に期待

駅南口に面する約2ヘクタールの区域では「海田市駅南口土地区画整理事業」が2019年11月末に完了。広島都市圏東部地域の拠点として駅前広場の拡張、周辺道路の整備により駅へのアクセス向上を図ったほか、駅前の窪池公園を拡張し、地域住民が交流できる場所として整備しました。
現在、海田市駅を含む全長4.0キロメートルの鉄道高架区間でJR山陽本線、呉線の線路を立体交差化する「広島市東部地区連続立体交差事業」が進行中です。工事が完了すれば、交通の円滑化や南北市街地の一体化、踏切の撤去による安全確保など、生活利便性が向上する見込みです。

【住環境:3.50点】駅前や県道164号線沿いには商業施設が点在

駅南口を出るとドラッグストアやクリニック、24時間営業のスーパーなどが入る商業施設「VIERRA 海田市」があり、通勤・通学の行き帰りにも寄りやすく便利です。加えて、駅南側の県道164号線沿いには、飲食店や「広島銀行 海田支店」、スポーツジム「ANYTIME FITNESS 広島海田店」など、日常的に利用しやすい施設がそろい、良好な生活環境が形成されています。

駅から車で約13分の「海田総合公園」にはテニスコート、野球場などのスポーツ施設のほか、県内でも有数の規模を誇る大型遊具を備えた遊具広場や芝そり広場、キャンプ場やドッグランまであり、多彩な楽しみ方が可能です。

南口を出てすぐの「VIERRA 海田市」。生活に密着する店舗がそろい、地域住民の暮らしを支えています

【交通の利便性:3.67点】東広島駅まで「東広島・安芸バイパス」が開通予定

JR山陽本線・呉線の2路線が乗り入れ、広島駅までは約10分。平日朝7時台と8時台には快速通勤ライナーが停車するので、広島市中心部への通勤・通学がしやすいエリアです。
加えて、「中野IC」から「瀬野西IC」まで開通している「東広島・安芸バイパス」が2022年度に全線開通予定。終点を八本松町とする計画道路で、国道2号線における東広島市から広島市間の渋滞緩和、災害時の迂回路として重要な役割を持っています。全線開通することで、沿道地域である海田市エリアからの移動の便も向上することが期待できます。

駅前広場が拡張され、利便性が高まった海田市駅。高架化も予定され、近隣道路がさらに利用しやすくなります

【コストパフォーマンス:3.84点】2,000万円台の物件も見つかるエリア

広島市中心部と比べると坪単価は半分程度に抑えられているエリアで、65平方メートル新築マンションは3,000万円前後、100平方メートルの新築戸建ては3,000万円台後半から探すことが可能です。広島駅へアクセスしやすい場所でありながら手が届きやすい物件もあるため、コストパフォーマンスの高いエリアと言えるでしょう。
また、丘陵部の三迫や東地区などでは新築戸建てを2,000万円台で購入できることもあるので、なるべくコストを抑えながらマイホームを購入したいと考えている場合は、広範囲で物件を探すのがおすすめです。

【教育・文化環境:3.34点】グローバルな人材育成に取り組む街

海田町では中学生以下の子どもを持つ家庭や初妊婦の家庭を対象に「子育て支援パスポート」を配布しています。海田町内の協賛ステッカーを掲げているお店などでパスポートを提示すると、飲食代の割引などのサービスが受けられます。

また、公立小・中学校では「海田町グローバル人材育成事業」として、グローバルに活躍できる人材育成に取り組んでいます。外国人講師を招いての英語授業だけでなく、教職員の研修を実施して指導力の向上を図り、児童に対して質の高い授業を行っています。2018年にはこの事業の拠点校である「海田町立海田小学校」が「広島県教育奨励賞」を受賞するなど、海田町全体で英語教育に力を入れているのが特徴です。

【選定委員会による総括】インフラ整備による交通利便の向上が期待できる、ファミリーにおすすめの街

駅前の区画整理で街の魅力や利便性が向上した海田市。駅周辺には商業店舗が集まり、少し足を延ばせば運動できる広大な公園があるなど、生活環境は良好です。広島駅まで電車で約10分と広島中心部へ出やすい立地ながらも、場所によっては住宅価格を抑えることもできるので、家を持つのにおすすめのエリアの一つと言えるでしょう。
「東広島・安芸バイパス」の全線開通で今後さらに車移動の便も良くなり、ファミリーでのお出かけもしやすくなることが期待されます。子育て世代のサポート体制も整っているので、これから新しい家族が増える人にもぜひチェックしてほしい街です。

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(最終更新日:2022.06.22)
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