【本当に住みやすい街大賞2021 in 広島】第5位 西条:歴史ある風景と再整備された街並みが共存するハイブリッドシティ

「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
今回は2021年9月に実施した「本当に住みやすい街大賞2021 in 広島」にランクインした街について、それぞれどのような点が評価されているのか詳しく紹介します。

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西条ってどんな街?

東広島市の南西部に位置する比較的平坦な土地が広がっている「西条」。駅周辺地域を中心に文化施設や市役所などの都市施設が集積し、広島県中央地域の中核的都市として拠点性の向上が期待できる地域です。
市内には4つの大学があり、約1万7,000人の学生が住んでいる学園都市として栄える一方、古くから日本酒の醸造が盛んで、灘や伏見と並ぶ「日本三大銘醸地」としても知られています。

【発展性:4.34点】駅周辺の整備計画により利便性、街の魅力がアップ

駅周辺地区では「西条駅周辺地区都市再生整備計画」による街づくりが進行中です。「高次都市機能の集積」「中心市街地における回遊性の向上」「魅力ある中心市街地の形成」を軸とした計画で、駅から車で約3分の場所に音楽コンサートや美術展などを開催する「東広島芸術文化ホール くらら」や市役所新庁舎など、都市機能を集約しています。
「酒まつり」の会場にもなる「西条中央公園」では屋根付きのベンチの設置や、緑道の整備などのリニューアル工事が行われ、子どもの遊び場としてだけでなく地域住民の交流の場にもなっています。
幅広い年齢層にとって住みやすい街へと変化し、駅周辺の居住人口も増加しているので、さらなるにぎわいの増加が期待できます。

「東広島芸術文化ホール くらら」では、料理や書道、合唱などのサークル活動も行われています

【住環境:4.17点】新たな商業施設が建設予定でさらに買い物利便性が向上する見込み

駅から車で約4分の場所にスーパーマーケット「ハローズ 東広島店」、約7分の場所にショッピングセンター「ゆめタウン東広島」が位置し、近隣には買い物施設が充実しています。また、駅南東部の助実地区には、スーパーやホームセンター、温浴施設、飲食などを備える大型商業施設の建設が計画されているので、日常的な買い物先としてだけでなく、週末の外出先としても利用できる場所が増える予定。駅から車で5分圏内には「井野口病院」「西条中央病院」があって通院がしやすいことも住みやすさのポイントです。
さらに、少し足を延ばせば東広島の街並みを一望できる「憩いの森公園」や、サイクリングやバーベキューが楽しめる「広島県立中央森林公園」などの大型公園もあり、街の利便性と自然の近さを兼ね備えた立地であることも西条地区の魅力です。

【交通の利便性:3.34点】広島市内へ通勤可能な距離で、遠出もしやすい

西条駅はJR山陽本線が通る駅で広島駅まで約40分、三原駅まで約35分と、東西への移動がスムーズです。駅からはJR東海道・山陽・九州新幹線「東広島駅」へ向かうバスが発着しているほか、東京や大阪、広島へ向かう高速バスも利用できるので、出張や旅行に行きやすいのもポイントです。
また、駅から車で約6分の山陽自動車道「西条IC」から広島市中心部までは約30分でアクセスできるので、電車・車ともに広島市内まで通勤圏内と言えるでしょう。

2015年の駅舎リニューアル工事で、橋上化や南北自由通路が整備された「西条駅」。駅前にはバスロータリーが整備されています

【コストパフォーマンス:4.00点】広島県中央地域でコスパ良好な生活拠点

近年、地価は緩やかに上昇していますが、ファミリー向けの新築戸建ては3,000万〜4,000万円前後、新築マンションなら2,000万円台で販売されていることもあり、選択肢によってはコストを抑えることができます。両隣の西高屋駅や寺家駅エリアと比較するとやや割高にはなりますが、買い物や移動に便利なので、生活拠点としておすすめの場所です。
特に駅周辺は今後の整備計画により利便性のさらなる向上が見込まれ、価格も上昇することが予想されるので、コストパフォーマンスの高いうちに購入するほうがお得と言えるでしょう。

【教育・文化環境:3.67点】大学の公開授業や地域活動で学びをサポート

駅から車で約13分の「国立広島大学東広島キャンパス」では、高校生を対象に公開授業や公開講座を開催するほか、産学官で連携してキャンパスのスマート化・グリーン化、東広島市のスマートシティの実現などに向けた事業に取り組んでいます。東広島市では、小中学生を対象に学校外での学びを記録する「5日制ノート」を発行し、地域活動やボランティア活動を通じた学びの促進に取り組むなど、普段の学校だけでなくさまざまな場所で学びに触れられる環境が整っています。

【選定委員会による総括】さらなる進化に期待、広島中心部の都市拠点

広島市中心部までも通勤圏内で、駅を中心に街の整備が進む西条。都市機能が集積するコンパクトな都市づくりを推進し、さまざまな人にとって住みやすい街へと変わってきています。周辺にはスーパーなどの商業施設が充実していながらも、郊外にはアウトドアを楽しめる公園もあり、都市と自然が調和するファミリーにおすすめのエリアです。
中には2,000万円台のマンションも販売されているので、西条で予算に応じた物件を探してみてはいかがでしょうか。

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(最終更新日:2022.06.22)
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