7月が閑散期の「部屋探し」、意外にも経験者は夏の引っ越しに不満少なく

夏は、お盆休みや子どもの夏休みなどまとまった休日を取りやすく、この期間に引っ越しを検討している人もいるのではないでしょうか。その一方で、暑さの本番を迎え「もう少し涼しくなってから引っ越そうかな」と考えている人もいるかもしれません。夏の引っ越しについて、人々はどのように捉えているのでしょうか。

約8割が避ける「夏の引っ越し」。暑さや湿気など天候がネック

イタンジ株式会社が「夏のお部屋探しの実態調査」を実施。もし、好きなタイミングで引っ越しができるとしたら夏を選ぶかという質問に対し、78.4%の人が「いいえ」と回答。およそ8割の人が、夏に引っ越しをしたくないという結果でした。
その理由としては「気温が高い(暑い)」が最多で76.9%。「天気が不安定である」や「湿気が高いから」と回答した人を合わせると91.9%の人が、天候を理由として夏に引っ越しをしたくないと考えていることが分かりました。

出典:イタンジ株式会社「夏のお部屋探しの実態調査」

「7月」は部屋探しする人が最も少ない? 夏の引っ越しに消極的な傾向

今まで、何月に内見までの部屋探しをしたことがあるか複数回答で問うと、最も多かったのが「3月」で39.5%、最も少なかったのが「7月」で7.6%でした。
「夏に引っ越しをしたくない」人が78.4%を占めているという結果と併せて考えると、夏の部屋探しや引っ越しに対し、多くの人が消極的な傾向にあることが分かります。

出典:イタンジ株式会社「夏のお部屋探しの実態調査」

繁忙期でも閑散期でも、引っ越しに対する満足度は大きく変わらず

一番最近の引っ越しの満足度を100点満点で表すとしたら何点か問うと、平均点が最も高かったのが2月と9月の75点、最も低かったのは4月と11月の71点でした。一年を通じた平均点は70点台と一定しており、実際に引っ越しを経験した人の満足度は、月ごとに大きな変化がないことが分かりました。

前述の調査で、夏は1年間で最も部屋探しをする人が少なく、引っ越しをしたい人も全体の2割ほどと閑散期にあたることが分かっています。

しかし、実際に夏に引っ越しをした人の満足度は7月で平均73点、8月で平均72点と、一年を通じて他の月と比較してみても大差はありません。引っ越しの満足度と季節や時期的な要因は、関連がないようです。

出典:イタンジ株式会社「夏のお部屋探しの実態調査」

では、夏に部屋探しや引っ越しをする人は、どのような点に満足感を得ているのでしょうか。「夏にお部屋探しをしたい」と回答した人に聞いたところ、「物件をゆっくり探せる」「引っ越し日が決めやすい」といったスケジュール面におけるものや、「費用が安い」といった声があり、閑散期ならではのメリットによって満足感を得ているようです。

まとめ

繁忙期に物件探しや引っ越しをすると、需要が高い物件は争奪戦で、通常時よりも引っ越し費用がかかります。閑散期である夏の引っ越しを許容できれば、じっくりと物件を探し、都合の良い日時に、抑えた価格で引っ越しができるでしょう。また、夏の炎天下で物件を探し、引っ越しをすることに抵抗がある人は、オンラインによる物件内見サービスを利用する方法もあります。
近々引っ越しを考えている人は、夏のうちに実行することを検討してみてはいかがでしょうか。

【調査概要】
「夏のお部屋探しの実態調査」
調査対象:OHEYAGO Twitterアカウントのフォロワー1,556名(有効回答数1,187名)
調査方法:インターネット調査
実施期間:2021年6月7日~2021年6月20日
実施機関:イタンジ株式会社

ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:イタンジ株式会社

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