日本の夏は気温の高さに加え、湿気による蒸し暑さも気になるところ。毎年梅雨時期を迎えると憂鬱になるという人もいるのではないでしょうか。家の中でも、湿気が多い季節はカビが発生しやすくなったり、洗濯物が乾きにくかったりと悩みが尽きません。湿気に対し、どれだけの人が悩み、対策をしているのでしょうか。
約9割の人が気にしている「夏の自宅内の湿気」
株式会社一条工務店が「夏の自宅内の湿気・暑さに関する意識調査」を実施。夏に自宅内の湿気が気になることはあるかと問うと、52.6%の人が「とても気になる」と回答。「気になる」と回答した34.3%の人と合わせて約9割の人が、湿気を気にしていることが分かりました。
続いて、「とても気になる」「気になる」と回答した1,150名に、自宅内で湿気が気になるタイミングを複数回答で聞いたところ、1位は「帰宅したとき」で53.3%、2位が「入浴後」で53%と、いずれも半数以上の人が回答。また、48.1%の人が「就寝時」と回答しました。
「湿気が気になる場所」を複数回答で聞いたところ、1位は「リビング」で58.6%、次いで「湿気が気になるタイミング」とも関連する「寝室」が53.7%、「脱衣所」が52%でランクインしました。
エアコン除湿などを行うも、8割以上の人が湿気対策に「不満あり」
自宅内で湿気が多いと気になること・困ることを複数回答で質問をしたところ「カビ・ダニの発生」が最多で69.9%、「室温より暑く感じる」も差がなく69.2%と、約7割の人が回答。続いて「部屋のにおい」が55.4%、「部屋干しが乾かない」が52.9%と半数以上の票を集めました。
続いて、「夏の自宅の湿気対策」について複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「エアコンでの除湿」で69.3%の人が実施していました。2位は「窓を開けて換気」の54.2%で、半数以上の人が回答しています。
また、「何らかの湿気対策をしている」と回答した1,285名に、夏に実施している湿気対策の満足度を問うと、49.6%の人が「あまり満足していない」、31.5%の人が「満足していない」と回答。8割以上の人が、現在の湿気対策に何らかの不満を持っていることが判明しました。
まとめ
今回の調査結果により、自宅の湿気が気になり対策しているものの、その結果に満足していない人が多いことが判明しました。換気扇や除湿機、サーキュレーターなどを活用しながら、コロナ禍で増えた在宅時間を快適に過ごしたいものですね。
【調査概要】
「夏の自宅内の湿気・暑さに関する意識調査」
調査対象:20代以上の既婚で配偶者と同居をしている男性475名、女性849名(20代228名、30代656名、40代253名、50代135名、60代45名、70代以上7名)
調査方法:オンラインアンケート
実施期間:2021年6月5日(土)~6月13日
実施機関:株式会社一条工務店