新型コロナウイルス感染症の世界的な流行から約1年。生活様式がコロナ以前に戻ることは想定しづらく、コロナ後のいわゆる「新しい生活様式、ニューノーマル」が、今後さらに定着していくことが予想されます。そのような社会背景の中で、暮らしはどのようなに変化し、今後はどのような変化が想定されるのでしょうか。
約5人に1人が「玄関にマスク置き場」を新設
ルームクリップ株式会社が、調査レポート「新型コロナで変わった暮らしと住まい」を発表。ここ1年は手放すことができないアイテムとなったマスクや除菌アイテムについて置き場所を作ったかと質問をしたところ、83%の人が、家にマスクの保管場所を作ったと回答。除菌アイテムに関しても、76%の人が自宅に常設スペースを設けたことが明らかになりました。特にマスクに関しては、18%の人が「玄関に保管スペースを作った」と回答。使い捨てマスクの収納にも使える収納アイテムや、見た目がシンプルで使いやすい除菌スプレーの容器、あるいは急増した衛生関連アイテムの収納の仕方などのノウハウが数多く共有されました。
・玄関に消毒やペーパーを設置しドアノブや衣類等の消毒をしてから入室出来るようにした
・使い捨てマスクは部屋に持ち込まず、すぐに捨てられるように、玄関にゴミ箱を設置した
と、家の中にウイルスを持ち込まない工夫や
・来客や宅配業者さんが来た時用に玄関にマスクをかけるスペースを作った
といった家族以外の人と会う際の感染対策
・洗濯機の前に、洗って使えるマスクを入れるマスク専用ランドリー袋を設置した
・洗濯機の側面にマグネットで洗濯ネットをぶら下げ洗濯するマスクを入れる、マスク入れを付けた
布製のマスクを使用する人の声も届いています。
新型コロナをきっかけに、半数以上の人が趣味のスペースを新設・改善
家の中のアクティビティが増えて多様化したことで、家自体にも変化が訪れ始めています。新型コロナをきっかけとして、家の中にスペースを新設したり改善したりした空間があるかという問いに、64.2%の人が「ある」と回答しました。
新設・改善した空間がどこかと聞くと、食品のストックを収納するためのスペースに次いで「おうちの外で過ごすためのスペース(ベランダやお庭など)」が17.2%、「趣味の時間のためのスペース」が16.21%、「息抜き/リラックスするためのスペース」が15.87%など、趣味や余暇のためのスペースの回答が上位に上がりました。ニューノーマルが定着することで、今後はさらに設備などにも、おうち時間のためのニーズが生まれると考えられます。
まとめ
今回の調査結果により、マスクの着用や手指の消毒など、コロナ禍の新習慣が生まれるとともに、自宅内の収納の在り方や、おうち時間を意識したスペースなどが生まれていることが分かりました。度重なる緊急事態宣言の発令など、窮屈に感じることが多い日々ですが、収納やスペースの使い方を見直すことで少しでも快適に過ごしたいものですね。
【調査概要】
「新型コロナで変わった暮らしと住まい」
調査対象:RoomClipユーザー1,733名
調査方法:インターネットアンケート
実施期間:2021年3月11日〜3月16日
実施機関:ルームクリップ株式会社
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:ルームクリップ株式会社