春の訪れとともに、スギやヒノキの花粉シーズンがピークを迎えます。「毎年、花粉症対策が欠かせない」という人も多いのではないでしょうか。コロナ禍の2021年は、外出自粛や在宅勤務により家で過ごす時間が増加傾向にありますが、花粉症の症状や対策に変化はあるのでしょうか。
花粉症の自覚症状がある人の9割以上が、自宅でも症状を実感
株式会社一条工務店が、花粉症の自覚症状がある人を対象として、自宅内における花粉症に関する意識調査を実施。自宅でどのような花粉症の症状が出るかと複数回答で問うと、およそ8割の人が「鼻水」や「くしゃみ」、「目のかゆみ」の症状が出ていることが分かりました。また、「自宅で症状は出ない」と答えたのは2.4%で、9割以上の人が自宅で花粉症の症状が出ていることが判明しました。
自宅で花粉症の症状が出るのは「自宅で窓を開けた後」
自宅で花粉症の症状が出るのはどのようなときなのか、複数回答で聞くと、最も多かった回答は「窓を開けた後」で54.4%でした。また、4割以上の人が「起床時」「洗濯物を取り込む時」「掃除をしている時」、約3割の人が「就寝時」「帰宅した直後」と回答しています。
在宅時間が増えても「花粉症対策を強化していない」人が7割以上
新型コロナウイルス感染拡大の影響で在宅時間が増えたことにともない、自宅での花粉症対策を強化したかという問いに対しては、76.5%の人が「花粉症対策を強化していない」という回答でした。
「花粉の侵入を防ぐ家」に払える金額は「1~5万円未満」が最多
花粉の侵入を防ぐ家が実現できるなら、いくらまで支払っても良いと思うかという質問に対し、最も当てはまる金額を選んでもらったところ、「1万円以上5万円未満」が31.5 %で最多という結果に。「5万円以上10万円未満」が21.2%、「10万円以上15万円未満」が8.7%、「15万円以上20万円未満」が3.6%、「20万円以上」が9.2%と、合わせて4割以上の人が5万円以上と回答し、10万円以上との回答も2割を超えました。また、20万円以上支払っても良いと考えている人も約1割いることが分かりました。
まとめ
今回の調査結果により、花粉症の人の多くが家の中でも症状を感じていることが分かりました。花粉を家の中に入れないために「出入りの際は服に付いた花粉を払う」「換気はカーテンを閉めて行う」「加湿器を使う」といった対応を心がけ、家で過ごす時間を少しでも快適にしたいものですね。
【調査概要】
「自宅内における花粉症に関する意識調査」
調査対象:花粉症と診断されているまたは花粉症だと自覚している10代以上の男性878名、女性1,719名
調査方法:オンラインアンケート
実施期間: 2021年2月13日~2月22日
実施機関:株式会社一条工務店