コロナ禍による外出自粛のため、現在もなお、テレワーク勤務を推奨する企業が少なくありません。必然的に自宅で過ごす時間が増えていますが、「おうち時間」が増えることで、毎日の家事を行う時間はどのように変化しているのでしょうか。
家で過ごす時間が増え、約半数の家庭で家事に費やす時間が増加
株式会社groove agent (ゼロリノベ)が、自宅で家事に費やす時間の増減と、効率化するための家事テクニックに関するアンケート調査を実施。自宅で家事に費やす時間がどのように変化したか問うと「増えたように感じる」と回答した人が49.5%、「減ったように感じる」と回答した人はわずか2.7%という結果でした。
おうちじかんの増加にともない、最も増えた家事は「料理」
具体的に、どのような家事を行う時間が増えたのか聞くと、「料理」という回答が大多数を占める結果に。パートナーのリモートワークや子どもの休校により昼食を作る回数が増え、外食や飲み会の自粛により夕食を作る回数も増加している様子がうかがえます。
2番目に多かった「掃除」という回答の中には「子どもが家にいる時間が長くなって掃除の回数が増えた」というネガティブな声があった反面、「掃除を頻繁にするようになって居心地の良さを感じている」という良い面も挙がりました。また、掃除から派生して「消毒をこまめにするようになった」や「マスクの洗濯」というコロナ禍特有とも言える声も届きました。
効率化を図るために取り入れている家事テクとは?
家事を効率的にこなすために取り入れている「家事テクニック」を聞いたところ、様々な工夫があがりました。
大前提としては、家族の協力を得ること。「夕飯の片付けやキッチンリセットは夫、洗濯物は私」「食器洗いは家族で当番制にしている」「子どものお手伝いの内容を増やした」など、家族で役割を分担するという声が多く挙がりました。
また、「家事の動線に無駄がないように収納を配置している」「最低限のものだけを置き、動線は最短にしている」といった動線の工夫や、「適度に息抜きする」「完璧を求めすぎない」といったマインド面の意見もありました。
料理の工夫としてはまず、「週末に主人が休みなのでその時に食材をまとめ買いして、平日買い物行く負担を減らしている」「平日の料理の負担や時間削減のため、日曜日に下準備をして、冷凍したりして作りおきもしておく。」など、食材のまとめ買いや下ごしらえに加え、冷凍保存で調理の時間短縮かつ外出回数の削減を狙う人が多いようです。
また、「食材を買いに行く際は買い物メモを作る。買ってきたもの・在庫を一覧にして、1週間の献立を立てておく」「毎日同じ時間に同じ行動をすることを心掛けている」といった、計画的な行動も大切です。
「冷凍食品や、精肉など、いつでも使える様に多めにストックしている」「まとめ買いして小分けにしてストック」「物が増えすぎないようストックは最小限にしている」「狭くなるのでストックはあまり持たない」など、買った食材や生活用品の整理整頓やストック方法も、それぞれにこだわりがあるようです。
調理の手間を軽減する工夫としては「何種類ものおかずを大量に作っておき3~4日かけて食べられるようにし、毎日は作らなくていいようにしている」「ストーブの上に鍋を置き、ほったらかすだけの調理でラクをしている」といった声も。
掃除や洗い物に関しては「床に物を置かないようにし、ロボット掃除機でなるべく床掃除を行うようにする」「食洗器、全自動洗濯機など機械化できるものはする」といった、家電の力を頼る方法も有効です。
「月曜は床掃除の日というように、家事のルーティンを決める」「状態は高いレベルで安定」「こまめについで掃除をする」など、こまめな清掃を心がける人の声もありました。
まとめ
自宅で過ごす時間の増加に比例して、家事にかかる手間や時間が増えるのは当然のことです。家族で助け合い、日常の買い物や整理整頓、家事の方法を工夫することで、withコロナの時代を乗り切りたいものですね。
【調査概要】
「自宅で家事に費やす時間の増減と効率化するための家事テクニックに関する調査」
調査対象:30〜40代の既婚男女1,000名
調査方法:webアンケート方式
実施期間:2021年2月12日・13日
実施機関:株式会社groove agent(ゼロリノベ )
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:株式会社groove agent(ゼロリノベ )