新型コロナウイルスの感染拡大以降、世界の主要各国でロックダウンや緊急事態宣言などを発令し、多くの人が自宅の中で長い時間を過ごすようになりました。それにともない「今までよりも掃除をする頻度が増えた」という人も多いのではないでしょうか。
主要10ヶ国の人の約6割が「掃除の回数頻度が増えた」と回答
ダイソンが、ハウスダストや掃除周りの行動変容に関するグローバル調査を実施。コロナ禍に行う掃除の頻度について質問をしたところ、調査に参加した主要10ヶ国全体で59%の人が「掃除の回数頻度が増えた」と回答。対して日本人の中で掃除の頻度が増えた人は、31%でした。
また、全体の4人に1人が自宅のダストやホコリについて「非常に心配」だと回答しています。日本人の中でダストやホコリを非常に心配している人の割合は14%でした。
ハウスダストとは? その正体を認知している日本人はわずか11%
ハウスダストは肉眼で捉えにくいものの、皮膚片、髪の毛、ダニの死骸、ダニのフン、カビ、昆虫類やその他の繊維類といった微小な生物や物体が混在した物質です。
ダイソン微生物学研究ラボの科学者、デニス・マシューズ氏は「室内で過ごす時間が増えた昨今、目に見えない微細なゴミやホコリも含めたハウスダストの除去対処方法について理解することがきわめて重要」と語り、「ハウスダストに何が含まれ、どのような環境条件等で繁殖し、どのような場所により気を配る必要がある等を知ることが、健やかかつ快適な暮らしに向けた掃除の実践に繋がる」としています。
また、調査結果によると、ハウスダスト内に100ミクロンにも満たないサイズの微小な生物や物体が存在する可能性があることに対し、5人に1人が「驚いた」と回答。ダニの死骸やダニのフンがハウスダストの構成物質であると知る人は5%未満で、日本人に限定した回答で見ると11%でした。
微細なゴミやホコリを取り除きたい理由は「居住者の健康を維持するため」
「室内の微細なゴミやホコリの量が減少することで、健やかかつ快適な住空間になると思う」と回答した人は全体の77%という結果に。日本人に限定すると67%でした。また、微細なゴミやホコリを取り除く最大の理由は「居住者の健康を維持するため」と回答した人は、全体の3分の1を占め、日本人に限定すると26%という結果でした。
ちなみに、微細なダストやホコリを取り除こうと思う最大の理由を日本人に限定して問うと、自宅の「適切な衛生レベルを維持するため」でした。
まとめ
前述のデニス・マシューズ氏によると、「目に見えるゴミやホコリだけではなく、目に見えにくい微細なゴミやホコリを効率よく取り除くことが大切」とのこと。これを機に、掃除の際はハウスダストに含まれる微細なゴミやホコリまでをしっかりと取り除くことを意識してみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
「ハウスダストや掃除周りの行動変容に関するグローバル調査」
調査対象:主要10ヶ国(日本・アメリカ・オーストラリア・中国・韓国・フランス・イギリス・ドイツ・スペイン・イタリア)の10,754名
調査方法:グローバルの結果は人口構成比に合わせてウェイトバック集計
実施期間: 2020年10月23日~11月11日
実施機関:ダイソン株式会社