新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、2020年はテレワークが急速に普及しました。自宅で仕事をする生活に慣れてきた人も多いと思いでしょう。その反面、自宅でテレワークを行っている人のなかには、テレワーク環境を整えられなかったり、ひとりで仕事をする環境に慣れていなかったりする人もいるのではないでしょうか。
6割以上のビジネスパーソンが、テレワーク中に体の冷えを実感
養命酒製造株式会社が、「テレワーク時の冷え」に関する調査を実施。テレワーク中に体の冷えを感じるか聞いたところ、「非常にあてはまる」が21.5%、「ややあてはまる」が39.8%と、合わせて61.3%のビジネスパーソンが、自宅でのテレワーク中、体の冷えを実感していることが明らかになりました。
性年代別にみると、テレワーク中に体の冷えを感じる人の割合は、男性と比べて女性のほうが高く、20代女性は72%と最も高くなりました。
体の冷えを感じるか否か、自宅と職場で変化はあるのでしょうか。職場での勤務中に体の冷えを感じていたか聞いたところ、「感じていた」は44.6%、「感じていなかった」は55.4%と、感じていなかった人の方がやや多かったことが分かりました。
20代男性の7割以上が「職場よりもテレワークの方が冷えを感じる」
職場で勤務中に「体の冷えを感じていた人」と「感じていなかった人」のそれぞれについて、テレワーク中に体の冷えを感じる人の割合を見ると、職場で勤務しているときには体の冷えを感じていなかった人でも、自宅でテレワークをする際は冷えを感じている人が52%と、半数を上回りました。
また、自宅でのテレワークと職場での勤務では、どちらが体の冷えを感じるか聞いたところ、「テレワーク」が62.7%、「職場での勤務」が37.3%となりました。テレワーク中の体の冷えに悩んでいる人が多いと考えられます。
性年代別にみると、テレワークのほうが体の冷えを感じるという人の割合は、女性よりも男性のほうが高く、20代男性では71.2%と最も高くなりました。
まとめ
今回の調査結果により、職場で仕事をする場合と比べ、テレワーク時には冷えを感じやすい傾向が明らかになりました。エアコンなど暖房器具の利用はもちろん、ひざ掛けを用意したり、温かい飲み物を飲んだりと対策を講じている人が多いようです。十分な睡眠や運動、入浴、バランスのとれた食事などで免疫力を高めつつ、テレワーク環境を整えたいものですね。
【調査概要】
「テレワーク時の冷えに関する調査2021」
調査対象:一都三県在住で、現在自宅でテレワークを行っている20歳~59歳のビジネスパーソン1,000名
調査方法:インターネット調査
実施期間: 2021年1月25日~1月27日
実施機関:養命酒製造株式会社