コロナ禍の新しい生活様式において、こまめに換気することが大切だと言われています。定期的に換気をすることで密閉空間となることを防ぎたいところですが、これから花粉シーズンが到来すると、花粉症の人は「換気と花粉対策のどちらを優先すればよいのか」悩むことになりそうです。
4割→6割の人が「花粉シーズンでも窓開け換気をしたい」
ダイキン工業株式会社が、花粉シーズンにおける換気に対する意識調査を実施。まず、自身や家族のなかに花粉症の人がいるか聞くと、70.5%の人が「いる」と回答しました。
また、これまで春の花粉シーズン(2~4月)に、自宅で窓開け換気をしていたかという質問に対して、「換気していた」と回答したのは45.9%と半分以下でした。
ところが「これからの春の花粉シーズン(2~4月)に自宅で窓開け換気をしたいと思うかという質問に対しては、「換気したい」が34.6%、「どちらかというと換気したい」が29.3%と、63.9%の人が「花粉シーズンに換気をしたい」と回答。
窓開け換気の際に、花粉が外の空気と一緒に室内に入ってしまうにも関わらず、換気に対する意識が高いことが分かりました。
知られざる「外から入ってきた花粉が集まりやすい場所」
また、窓開け換気をした後に、外から入ってきた花粉が集まりやすい場所があることを知っているかという質問に対して、84.9%の人が「いいえ」と回答し、花粉が集まりやすい場所の存在を知らないことが判明しました。
空気の通り道だけでなく、部屋の壁際に集まった花粉も取り除く
花粉シーズンに窓を開けて換気をする場合、どうしても花粉が外の空気と一緒に室内に入ってしまいます。
ダイキンの発表によると花粉は室内の「空気の通り道」だけでなく、「壁際」にも集まるとのこと。
普段、お掃除が行き届きにくい部屋の壁際の床も意識して定期的に掃除機をかけたり、濡れタオルで拭いたりすることで、床に溜まった花粉が再び空気中を舞うのを抑えることがでるとアドバイスしています。
また、空気清浄機を設置して花粉が床に落ちる前に除去してしまうのも有効とのこと。
その他にも、外から空気が入ってくる窓や玄関にタオルマットやラグを敷くことで、花粉が舞いにくくなることが期待できるそうです。
まとめ
新型コロナウイルス問題がなかなか収束しないなか、換気は大切ですが、花粉症の人にとっては花粉を家の中に入れない工夫も必要です。こまめな掃除や空気清浄機の稼働、タオルマットやラグの設置など、十分な花粉対策をおこない、家にいる時間を快適に過ごしましょう。
【調査概要】
「花粉シーズンにおける『換気に対する意識調査』」
調査対象:全国の20代~50代の男女529名
調査方法:スマートフォンリサーチ
実施期間: 2021年1月12日~13日
実施機関:ダイキン工業株式会社
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:ダイキン工業株式会社